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恋、2010年日米安保闘争 編



このページでは投稿記事も募集しております。
また、感想や出演交渉等も下記アドレスまでご一報ください。

info@sonimage.ne.jp



↑click it for more infomation!!

見送りの日
ファーストアルバム制作中。
NEWS!!
カールマイヤーの1993年末6時間分の録音記録を元にアルバム制作発表です。

news!!

新生「見送りの日」ライブ活動再開。

2009

某月某日

シークレットLive ・・・・・・(←シークレットじゃないじゃん!)


09年3月8日 @吉祥寺4thFloor

福田理恵 with なかおちさと

18:30 OPEN/19:00 START
1500yen+1drink

松浦キノコ×ういちろう(from S.i.N.u.)
川島誠
久々利
福田理恵 with なかおちさと
めまい

http://fourthfloor.sub.jp/


2009年3月25日(水) @高円寺ミッションズ

見送りの日 (なかおちさと 小川京子 ホンダリョウ a.k.a.アイルビユアミラ)

タイトル『高架下のユース season.2』
OPEN 18:30/START 19:00

MANDOG
見送りの日
裏道

前売 ¥2,000+1drinkオーダー(¥500)
当日 ¥2,500+1drinkオーダー(¥500)

http://www.live-missions.com/


3月27日(金) @渋谷アピア

なかおちさとソロ(朗読パフォーマンス)

「昨日の子供たちspecial 歌と詩の二重螺旋が織りなす反-神話絵巻」

出演

竹内ゆえ(vo,g)
なかおちさと(any inst/poem)
河内伴理(vo,g)with田中眞紀子(cho,p)
青木研治(poem,p)
田邊慶祐(vo,g)

\1700(前\1500)

http://www.apia-net.com/index.html

(注:恋川春町さんの代替公演になります)


2009年4月2日(木) @渋谷・青い部屋

鳥を見た(なかおちさと 山崎怠雅 東郷生志)

「夜明けの口笛吹き」

鳥を見た(なかおちさと 山崎怠雅 東郷生志)

立体 ドリモグダァズ 高萩裕司

前売り 2000円 当日 2300円

http://www.aoiheya.com/



2009年4月11日(土) @新宿二丁目「スモーキン・ブギ」

見送りの日(なかおちさと 小川京子 ホンダリョウ)

イベント「騒音天獄」第二夜

出演:
見送りの日
S.R.I.
浅井永久
naoe-miki+関口貴夫

開場・18:30
開演・19:00

チャージ・1500円(ドリンク別)

「スモーキン・ブギ」


4月2日

【memo004 世界の終わり】

thee michell gun elephantの「世界の終わり」という曲は、まんま「世界の終わりと、ハードボイルド・ワンダーランド  村上春樹 新潮文庫」に触発されて書かれた曲だと訊いて、彼らの数ある曲の中でもより特別な曲に思えた。
はずかしながら・・・・・・。

以下、恒例のmemo、今日はまずそんな質感のテクスト群↓。

【理由】
60時間連続で起きていたから

【見たもの】
会社で配布された資料が新聞に見え、それに対して何の疑いも持たなかった
あと、床に赤くて小さな長方形の謎の物体が落ちているように見えて何故か世界の終わりだと思った

【その他】
資料が新聞に見えて疑いを持たなかったのは、夢で起きた非現実的なことに何も疑いを持たないことと似ている

病気関連でもいいのかな?

【理由】後になってレム関連睡眠障害による幻覚(一種の白昼夢)と判明

【見たもの】ロングスカートの細身の女性が、壁から出てきて目の前を横切る姿。

【その他】何故か、それが幻覚であり、存在しないものを見てしまっている自覚があった。

他に中脳梗塞の場合、幻覚という自覚があり、かわいいものが見えやすい特徴があるらしい。
知り合いのおじいちゃんは、ふわふわの黄色いヒヨコが歩き回っている幻覚を見ていた。
「かわいいなあ、カーテンに隠れた。他の人は見えないんだよ。幻覚だから。」と言っていたのが印象的。
パーキンソン病の治療薬による副作用としての幻覚は、
「モノトーンの、自分が子供の頃の姿」を見ることが多いらしい。

二つあるけどいい?

その1
【理由】子供の頃高熱で寝込んでいた。
【見たもの】天井に小さい子供がたくさん浮いていた。なぜか昔のカスリの着物を着て。
【その他】 親はカゼだと思っていたようだけど、もしかしてインフルエンザで脳をやられていたのかもしれない。死ななくて良かった。

その2
【理由】登山で道に迷って野宿。まわりにはまったく灯りもなく月も星も見えぬまさに闇夜。
【見たもの】闇夜なのに、ちょっと先にお地蔵さんがたくさん並んでいるのが見える。朝になって、そこには何もなかったことを確認。
【その他】 お地蔵さんは人間にとっての守護神なので、そういうものが見えるときはむしろ安心・安全なのだそうだ。もちろん翌朝無事帰還。

【理由】 セントジョーンズワート(ハーブ)のサプリメントを規定量飲んだ
【見たもの】 白い壁を見ると必ず小さいクモが動いてる。
【その他】 セントジョーンズワートは海外では軽鬱の治療にも使われて、
薬として管理される事もあるハーブ。
でも日本じゃ健康食品扱い。

【理由】寝ぼけてたからと思う
【見たもの】壁に張り付いてるずれながら動く腕
【その他】ちょっと意味不明で笑いかけたけど怖くなったからすぐに寝た

【理由】わかりません

【見たもの】運転中、市街地の道の真ん中に猿がいました。怒っているみたいに歯を剥き出しにしてこっちを見ていた

【その他】何もないところでブレーキを踏みました。同乗者は何も見てないと。猿がいたんだって言っても信じてもらえず、老眼鏡買えと言われた!?!

【理由】
極度の疲労及び睡眠不足

【見たもの】
真っ白に輝く隕石の衝突、リアルな振動と爆発音

【その他】
眠気に耐えられなくなり、嫁の前でちと横になると昼寝
寝入り端の出来事。飛び起きたが嫁に驚かれた

【理由】多分気が張って精神的に不安定だった
【見たもの】風呂からあがり部屋に戻ると、部屋の壁あたりに、黒い男に首を絞められている自分自身の姿が見えた。ぐったりしていた
【その他】
恐くてその日は友人宅に泊まった

【理由】睡眠薬だと思います。
【見たもの】古代遺跡のような場所。
そして、見た事の無い生物が飛んでいた。
また、暗闇から湧き出る色んな不思議生物(特に怖くない。)
【その他】触ろうとしたら、触感が働き、触れる。
風、温度など感じられるくらいです。
やろうと思えばいつでも遊べます。

【理由】 寝ぼけてたからかも。
【見たもの】 猫。家の中に飼い猫以外の猫がいました。

【理由】幼少期なのでわからない

【見たもの】2才位の時に自宅の天井一面が黒い点々になっててそこから龍が出て来た

世界の終わりは そこで待ってると 思い出したように 君は笑い出す

赤味のかかった 虹が昇るとき これで最後だと 僕は聞かされる 

世界の終わりは そこで見ているよと 紅茶飲み干して 君は静かに待つ

パンを焼きながら 待ち焦がれている やってくる時を 待ち焦がれている


私の場合

【理由】39度の熱だったからかしら。

【見たもの】コント用の砲弾から「ブー」という効果音とともに音速で星空に散ってゆく高木ブーさん。

イベント「夜明けの口笛吹き」のトリですよ!

鳥井賀句さんが鳥を見たをトリにしてくださった。

トリつくし!


4月2日(木) @青い部屋 渋谷

イベント「夜明けの口笛吹き」

鳥を見た(なかおちさと 山崎怠雅 東郷生志)

立体 ドリモグダァズ 高萩裕司

前売り 2000円 当日 2300円

http://www.aoiheya.com/


よろしくお願いいたします!
楽しい夕べになります。

ああ、怖い。

パンを焼きながら 待ち焦がれている やってくる時を 待ち焦がれている。

 

12月31日

【砂丘のオーティス】

皆さま

頭ダイジョウブですか?
ぼくは困ったことに上海の裏通りで猫を食わせる料理屋の前を手錠を掛けられつつ紅衛兵に衆目の前で暴行を受けるという夢を見ましたとさ。
目覚めたら我が家のにゃんずがぼくのベッドの上で優しさを持ち寄り集会をしていました。
おそろしあ。

2008年が終わります。

ぼくにとっていちばん思い入れと未練を残していたバンド「見送りの日」。
このバンドの再編成がようやく叶った年として記憶したいです。

その他、いろいろユニットをやらせていただけました。
関係者、共犯者の皆さん本当にありがとうございます。

2008年、マイブームをさらりとお復習いさせてください。

今年はR&B、ソウル音楽しか聴けませんでした。
どうしたことなんだろうと自分でも不可解です。

サム・クック、レイ・チャールズ、オーティス・レディング、オーティス・クレイ、ウィルソン・ピケット、サム・アンド・デイブ、ジェームス・カー、アレサ・フランクリンetc.

中でも特に注目したいのが「Live In London And Paris Otis Redding (STAX)」!

名盤「Live In Europe Otis Redding (STAX)」と同年のロンドン公演、パリ公演の発掘音源を収録した爽快な一枚。
今年発売。





熱のこもりようが筆舌しがたい程に濃い。
マスタリング、音の立ち上がりが素晴らしいです。
この仕事はオーティスの核、本質を浮かび上がらせます。

いや、何をもっても「まずオーティスありき」なんですけれどね。

「R&Bばかり聴いた」とは言ってもぼくにとってサム・クックとオーティス・レディングは他の数多のソウル・シンガーと比してかなり別格、破格です(特にサム・クック!)。
2008年発売のCDの中で、特別に愛した作品です。
この熱は来年以降にも持ち越されそうですよ。
多分、もっと濃くなると思います。

ううん、こうしたソウル愛の傾向が、たとえばバンド「見送りの日」などの「OUTPUT」の側にどうフィードバックするのか、自分で自分を慎重に見守っていきたいです。
うん、只今の「INPUT」と「OUTPUT」の乖離はどう決着するのやら・・・・・・。

ああ、来年は1月から見送りの日のレコーディング、2月から定期的にライブとなります
(後記:特注 1月17日(土)渋谷ギャラリーLE DECO ソロ?)。

2月6日@渋谷アピア

福田理恵 with なかおちさと

詳細未定

縁を紡いでゆきたいな。

漫画部門は「駅から5分 (2巻) くらもちふさこ 集英社」。
映画部門と読書部門はともに旧作ばかり漁っていたので該当なしです(これはぼくが悪いです)。

思い出部門は子猫3匹誕生。
うん、これは強烈な経験です。

さあ、世界恐慌へ突入だ!
社会不安に乗じて革命だ!
無事でいてね!
ありがとね!
よいお年を!






なかおちさと(見送りの日 ソニマージュ・レコーズ)





12月21日

鳥よ此処へ

昨夜、2008年最後の公演が終わりました。

鳥を見た(なかおちさと 山崎怠雅 東郷生志)。
高円寺ペンギンハウス。

この夜、去年の今頃に亡くなったバンド「メロドラマ」のメンバー、みのるくんへの一周忌を祈念しました。

あふれ、こぼれ、うまれ、おちる、即興詩は、個人の故人への想い以上に価値あるモノになったのか? 演奏中も終演後もその「空回り」、その「上滑り」を悔いました。

来ていただいた方、ごめんなさい。
まだ、精進が足りないようです。

ここから先は偶然の音楽。

客席に常連さんとは違うかたがいらっしゃいました。
訊くと「ネットで調べて初めてなかおさんの公演に来たんです」。
嬉しかったです。

ここから先は偶然の音楽。

今年の初めに立島夕子からの電話でみのるくんの訃報を知らされました。
まず、その立島夕子にみのるくんの死を報せたのが、昨夜、webで調べて初めて来ていただいたそのひとでした。

ここから先は偶然の音楽。

ぼくは昨夜の公演がみのるくんの一周忌祈念のライブであるということを一切事前に報せずにいました。

ここから先は偶然の音楽。

昨夜、その方は来年初頭にみのるくんが生前通っていた居酒屋を借り切って、生前に親しかったひとたちだけで呑みたいと、その場にぼくも参加してほしいと仰いました。
みのるくんが生前、それも20歳代初め頃にしたためていたノートには、「もし、自分が死んだら、みんなで一週間くらいどんちゃん騒ぎをしてほしい」と、そう書かれていたからとのことです。
だから、一年過ぎた来月ですが内輪で集まりたい。
そのことをぼくに伝えにライブ会場まで足を運んでいただいたのでした。

偶然の音楽は完成という究極を知らずに今も鳴り続けます。

彼が生前、指を切り落としたので、「指を切り落としてさ」と歌いました。

「どうしよう、僕、ギタリストなのに、指二本切り落としちゃったよ」

みのるくんの生前の言葉です。

失意と狂騒の中、駅のホームから身を投げて死にました。

「彼は重力に身を預けてしまった」

だから、鳥よ此処へ。

「落ちる前に彼を救って、鳥よ此処へ」

このラインで昨夜のステージを締めました。

昨夜、出会ったその方は、不調に想えたステージでも感動を包み隠さずに、賛辞をぼくにいくつもいくつもくれました。

音楽家として幸福な出会いでした。

みのるくんは偶然の音楽の指揮者として、骸、しかし今を手配して、ぼくを、ひとをいまだ驚かせます。

そして彼を忘れずにいて本当によかったといま強く思います。

偶然の音楽、2008年、の、最後、の読点「、」













私の死

2008年01月06日00:55



常日頃、私はあくまでも頑迷な唯物論で武装している。

しかし、人の死に触れた時、私は主観主義や観念論に縋り付きたくなることがある。

死者のために天国を想像し、創造する、そのような時がある。

彼の死はさようならできるモノなのかもしれない。

然様(さよう)ならば<葬る>という仕種。

しかし、「私の彼の死」はここを去ることがない。

彼の死を一つの世界の終わりとも思う。

それは主観主義であり、故に過ちであろうとも、一種の感動が動作する。

感動、言葉は正しいだろうか?

どんなに非道いことだろう!

2007年、12月26日。

渡辺実、永眠。

その邂逅に於いて私の詩作を誉め抜いた、まったく屈託のない、その彼を思い出す。

その回顧に於いて、いまここにタイプし、やっと私は泣けた。

「私の彼の死」。

私の主観の外部から報された彼の死の、その実情は、まったき、私の死だ。

<私の永遠に於いて>、ここを立ち去ることがない。

<私の永遠に於いて>、斯様な事態を、時節、「永眠」と呼ぶのだろうか?

「私の彼の死」。

私の彼の死。

2007年、12月26日。

渡辺実、永眠。











なかおちさと(私の死)










12月8日

花岡昭和【1994】age22、あるいはthe little red rooster sessions

なんと2ヶ月ぶりの更新です。
生きてましたよ~!

更新の目的は公演が2本控えているためです。
うん、空白の11月は公演から遠ざかっていたんです。
以下、告知込みで↓。

眠れないまま夜明けてしまいました。
鼻が蓄膿症なのか寝入りばなに必ずいびきが出てしまい寝付けません。

寝付けない時間というのは、所謂「ひま」という時間とは違うんですよね。
起きている分、何かやろうか? などとモゾモゾします。

さきの日記のPC外付けDATシステムの成果。

バンド「見送りの日」の1994年のスタジオ・リハーサル音源をPCに取り込んでみました。

メンバーは中尾千里(G.Vo)、石塚隆則(B.)、花岡昭和(Dr.)。

ここでのドラムの花ちゃんこと花岡昭和のプレイがすごい!

この頃、彼は中シゲヲのザ・サーフコースターズと掛け持ちで叩いてくれていました。
しかし、ザ・サーフコースターズが軌道に乗ったために見送りの日は脱退という憂き目。
このときは石塚隆則と二人して結構、落ち込みました。

脱退直前の発掘音源↓

http://www.sonimage.ne.jp/sound/perspective001.mp3

花ちゃんのドラムはまず音がでかい!
自分のドラムの音がでかくて難聴気味になっちゃったひとです(ぼくもしかりですが・・・・・・)。

この発掘音源はぼくのwebサイトで公開している「the sonimage ep collection」内の「the little red rooster」と同日のモノ。

http://www.sonimage.ne.jp/thelittleredroooster.mp3

↑のファイルは毎月500件という根強いアクセスがあります。
こちらも未聴の方はどうぞどうぞ。

花ちゃんとはもう7年くらい(?)会っていません。

第二期LaLaの散開ライブの打ち上げのとき以来です。

打ち上げの最後、お別れにバイバイしながら、ぼくに「ハードロックを忘れちゃだめだよ!」って大声で言ってくれました。
うん、美しい男でした。

ハードロックはVenomかS.O.Dしか聴けないインプット体質になりつつありますが・・・・・・、アウトプットはまだハードロックが芯となっていると思うんだ。

あ、あとAC/DCとMOTORHEADとBlack SabbathとJudas Priestは別格です。

多分、「ロール」がないロックはちょっと気持ち悪くて生理的に聴けないようになってきたんでしょう。
プログレ嫌いもその辺りが理由です。

それにしても「ハードロックを忘れちゃ駄目だよ」は至言だなあ。
花ちゃんかっこいいよ。
ドラムも人も。

さて、告知↓

12月16日(火) 渋谷アピア

福田理恵(×なかおちさと)

アピア企画
“昨日の子供達”

共演:
天狗の里
石内矢巳(朗読)
ON
河内判理

2009年12月20日 @高円寺ペンギンハウス

鳥を見た(なかおちさと 山崎怠雅 東郷生志)

共演
ハリネコ+うんこ(舞踏)
セコハン娘
ふくろ

19:00開場 19:30開演
1800円+ドリンク

2009年4月 見送りの日 @ 新宿二丁目「スモーキンブギ」

イベント
「騒音天獄」

詳細未定

2009年初頭から見送りの日のレコーディングに入ります。
4月は福田理恵さんの企画。
この頃にはレコーディングも終わっていると思います(それでも作品主義的なアプローチなので、レコーディングは長期間になりそうです)。

ライブ活動はどうなるんだろう?

サックス・ソロとか物真似大会新ネタとか挑戦したいです。
そうなると平日のペンギンハウスかしら・・・・・・あとは案外、青い部屋などから声が掛かるかもしれませんね。

来年もよろしくお願いいたします。




なかおちさと(見送りの日 鳥を見た カールマイヤー メロドラマ 私の死)

10月9日

きみのギター

青い部屋、「夜明けの口笛吹き」が終わりました。

平日、全バンドがお客を呼べない修羅。

長いキャリアでこんな目に会うとは思いもせず、落胆。

それでもex.FrictionのLAPIZさんに気に入られました!

「お疲れ様、素晴らしかった。僕はきみのギター好きだな」

ナポレオンさん、LAPIZさん、長いキャリアを歩んで来た人達のステージは、音楽への愛に満ち満ちていました。
ああ、頑張りてえ!

日頃から体調万全でないと。

改めて思った夜でした。

次回は21日ペンギンハウスで「友川カズキを歌う」です。

さあ、また修羅だ。


2008年10月21日(火)高円寺ペンギンハウス

なかおちさと(ソロ「友川カズキを歌う」)

競演
マミー  
アサダ マオ
土舎利

料金1600円

開場19:00
開演19:30

http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html

10月8日(水)

鳥を見た LIVE!

「夜明けの口笛吹き VOL5」@青い部屋・渋谷

出演:くだびたり
   ナポレオン(Ex ファントム・ギフト)
   鳥を見た(なかおちさと×山崎怠雅×東郷生志)
   LAPIZ (Ex FRICTION)

時間: 19時 00分 ~ 23時 00分 

前売り:2000円、当日:2300円+DRINK


急遽、LIVEです!
恒例の「夜明けの口笛吹き」@青い部屋・渋谷
邪悪なお兄さんな感じの「「鳥を見た」でござる。
素晴らしいです。

9月20日

2005年12月、スタジオ録音に備えてLaLa(なかおちさと、菊池明、ツノダノブキ)は深夜4時間に及ぶセッションをした。

当夜の記録は3時間半のWAVE形式ファイルとなった。

3時間半のWAVE形式ファイルはどんな高性能ソフトをしても編集ができなかった。

ファイルはロードすらされなかった。

時を経て3年、このWAVE形式ファイルをmp3ファイルに変換できるソフトにやっと巡り会えた。

3年を経て開けられた箱。

ステレオ・コンデンサーマイク一本、Hi-MD。

mp3、一編の、

「夢のシリアルキラー」

http://www.sonimage.ne.jp/sound/yumeno.mp3


9月8日

友川カズキを歌う

>皆さま

来たる10月21日(火)高円寺ペンギンハウスにて【なかおちさと(ソロ 「友川カズキ」を歌う」】をやります。

オリジナル曲一切なし。
友川カズキ(かずき)の曲だけで30~40分(←現時点では滅茶苦茶アバウト)! のステージです。

この試みは2回目になります。



今年、小伝馬町プードルというお店で山崎怠雅さん主催にて行われた「物真似大会」にて披露。
本人が言うのもおこがましいですがこのステージが「大好評」でした。
ま、「大好評」でないと2回目なんてやってられませんものね。

最初、物真似大会にエントリーしたときは灰野敬二か阿部薫かだなんて悩んでいたのですが、そこはそれ「ダークホース(ご本人様ゴメンナサイ)」、最終コーナーカーブをまくってきて差しきったのが友川カズキ!

あの歌世界の荒さと優しさを空間に於いて再現せしめよう。

そして問おう。

「生きているって言ってみろ」

自分と世界にさあ。

第一弾の夜には歌えなかった曲がいっぱいあります。

それは友川カズキの楽曲群の中でも割と優しく時間軸も穏やかな曲たち。
「海みたいな空だ」とかです。

今回は平日のペンギンハウスですからゆったりと構えてやろうと思います。
あの温かみのある会場を時に温め、時に凍らせる。
想像するだけで興奮するなあ。

友川カズキさんのカヴァーを選んだのは、自身の歌声開発に大分お世話になったため。
ある時期、ティム・バックリーと友川カズキさんの「チャイムのような声音」。
地声に倍音を多めに足す歌い方を習得しようと熱心に聴き、歌ったものです。

自身をパッケージとして提出できるそのセルフ・プロデューサー的な何某かも勉強になります。

↑、この辺りはあまり語られて来なかったろうと思います。

三上寛さんや灰野敬二さんほか、優れて生き残る人はこの術を必ず身につけています。

アーティストにとって必須の能力なんでしょうね。

さて、この公演に際して最大の敵はJASRAC!

本人に未許可というのも大きいですが・・・・・・伝えるルートがないような、あるような(あるんですけれどね。向こうもどう対処していいか分からないと思うので、特に伝えません)。

しかーし、JASRAC!
あなたたちに渡すお金は一円もないですから!
その分だけ友川さんと酒飲みたいよ!
皆さんも通報などせずにどうかひっそりとやらせてください。
お願いです。

いい夜にしたいです。
想像以上のモノをプレゼンスしますので是非遊びにいらしてください(全曲カヴァーですが、原曲知らない方も楽しめますよ)。

何卒よろしくお願い致します。



なかおちさと



10月21日(火)高円寺ペンギンハウス

開演19:30

なかおちさと(ソロ「友川カズキを歌う」)

ほか

chrage\1800


9月2日

アナーキズムと愛国PUNK!?



責任を放棄した政権。
マスコミでの話題は「次の首相候補は?」というもの。
ここでの前提は次の自民党総裁選で勝つのは誰か? というコトでしょ?
うーん、解散総選挙は駄目なのかしら?

しかし、一方でぼくは福田康夫という男はアナーキストなのではないかと思いました。
政権がなくても国に問題はなさそうじゃん! この際、総理職なんて要らないじゃないか! というコトを職を賭して表現して魅せた稀代のアナーキスト!

さて、最近、妙な言葉に出会ったのを思い出す。

「愛国PUNK」

日本で愛国PUNKはないのか?
 mixiのマイミクのマイミクさん(つまりぼくの「マイ My」ではない)の日記に登場していたターム。

ご本人は所謂「靖国派」のご様子。
一方で「PUNKバンドをやっている」というのである。

どうやらそこで周囲のPUNKバンドが反体制を気取っていることに憤りを感じているらしいのである。

しかしアナーキズムという土台なくしてPUNKなどありえるのだろうか? と錆びたPUNKSたる私は疑問に思う。
正直、カラカラと笑ってしまった次第。

南米ペルーでは一番最初のPUNKバンドは政府に弾圧を食らったとのコト。
PUNKで投獄!
一方、この日本では「音楽村」の一派閥、いわゆる「ジャンル」としてPUNKの移植が済んでしまった辺りにアナーキズムと手を切ったPUNKがあり得る錯覚を起こしているのかしら?

「愛国PUNK」

いやいや実は愛蘭(アイルランド)のPUNKのコトかもしれません。
なので、「日本で愛国PUNKはないのか?」だったりしてね。
なるほど日本には愛国(アイルランド)PUNKはないですね。

いずれにせよアイデンティティを国家に預けるPUNKなんて存在して欲しくないなあと思う次第。

あ、すいません。
遅れてきた愛国(アイルランド)PUNKのPOGUESと会話したくなってしまいました。







9月1日

防災の日

9月1日、防災の日。
1923年、関東大震災が起きた日。

小中学生の頃、二学期の始業式が終わるとグラウンドに全校生徒が集められて、災害に対する諸注意を延々と聞かされた覚えがあります(。正直、当時は面倒くさかった行事です)。

関東大震災を語る際にどうしても外せないのが「朝鮮人が井戸に毒を入れている」というデマゴーグに乗じて、朝鮮人が虐待、虐殺されたこと。
アレ、恥ずかしながらぼくの棲む横浜で活動していた右翼結社が意図的に流したデマゴーグ。
彼らは横浜を出発点として東京に向かって東上。
東上の途中途中、其処彼処に件のデマゴーグを広めっていったんです。
極めて政治的な意図があるもので、この後、朝鮮人のみならず、日本の左翼運動家への弾圧につなげる端緒を切る行動。
忘れてはいけない歴史。

この9月1日、もうひとつ忘れられない記憶があります。

2004年9月1日の浅間山噴火。

当時、カールマイヤーの都市伝説の元(。リンク元)を探そうと2ちゃんねるのニュース速報板を「洗って」いました。
↑、バカだね。
いまこうしてPCの前にてタイピングしながら坐っているのと同じ姿勢で様々なスレッドを「洗っていた」んです。
そこに浅間山噴火の一報。

防災の日に火山噴火というつながりに驚いてしまい、ついつい関連スレッドを「洗って」しまいました。
カールマイヤーのことなどまったく忘れて、「カールマイヤー」とは関連のない違うトピック「浅間山噴火」でニュース速報板を洗う。
噴火が終結するまで熱心にやっていたんだからバカ。
ニュース速報板だけでなく臨時地震板にも張り付きっきり。
オカルト板に予言者が居たという釣りにもひっかかる。
このときがぼくのホントの2ちゃんねるデビューだったと恥ずかしく思い出します。
この「熱」は一週間くらい続いたんじゃないかなあ。

不気味な地震が続く今年、せめて今日は無事に過ごしたいものです。

日々雑感。



鳥を見たⅡ@渋谷・青い部屋
AUG.17.2008

「やさしいにっぽん人」




鳥を見たⅡ@渋谷・青い部屋
AUG.17.2008

「2008年のロール」






8月27日
ホントのこと知りたいだけなのに夏休みはもう終わり

ライブ、2本終えて夏が早くも終わってしまいました。
楽しさや悔しさを飲んで一言も出ずといった感じです。
秋はソロ・ライブと見送りの日の本格的なレコーディングの予定です。
ただ、日程がまだなにも出てないんですよ。
職業的音楽家じゃないな。
恥ずかしい。
レコーディングは機材などの調達もあり長期に渡ると思います。

高柳昌行の言葉に「アイラーに還れ」というのがあります。
アルバート・アイラーのジャズはポスト・モダン以前、モダニズムとの架け橋であったろうと思います。
しっかりテーマが在るんですよね。
最初と中途と終わりに帰するテーマ。
まったくの即興演奏とは違ってね。

見送りの日をやっていると器楽演奏とうたとの乖離で苦しみます。
見送りの日はポスト・モダンでもモダニズムでもなくてプレ・モダンなんじゃないかと思い始めました。
きっとアイラーもそうだったのではと思います。

↑、の自身の活動「見送りの日」の正体も分からぬままにライブをしていたのは犯罪的だったと、ここで皆さんに深くお詫びしないといけません。

色々な恩師に再会したくなりました。
道に迷うているのだと思います。
人間不信なのに人間に頼るってなにか可笑しい感じ。
多分、人間不信以上に「自己不信」なのだと思います。

「アイラーに還れ」
勉強のし直しです。
夏休みはもう終わり。

新学期です。


8月8日

2007年のノック

近づく公演のために練習音源を整理していましたら、去年2月くらいかな、その辺りの未発表音源が出て参りました。
2007年とは寝かせておくには余りにも短く、かといって新着音源と言うわけでもなく中途半端です。
ただ、ライブではなかなか取り組まない音楽をやっていて、自分なりに新鮮。
2007年のノック。
UPしました。

click it!!

8月はライブだよ~。

8月17日(日)open 19:00/start 19:30
「夜明けの口笛吹き」
青い部屋 in 渋谷・青山

「鳥を見た(なかおちさと×山崎怠雅×東郷生志)」
川口雅巳ニューロックシンジケイト
北村誠&非非非の非
ナポレオン
(ex.PHANTOM GIFT)
DJ鳥井賀句

前売り2000円
当日 2300円

http://www.aoiheya.com/

見送りの日

8月24日(日)
「サボテンだらけの部屋」
高円寺ペンギンハウス

割礼
川口雅巳ニューロックシンジケイト
見送りの日

開場18:00 開演18:30
料金予約2000円+1ドリンク 当日2300円+1ドリンク

http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html

見送りの日

なかおちさと(G.Vo.Sax)
小川京子(G.)
ホンダリョウ(Dr.)


8月1日

お休みコドモタチ

7月はここの頁に一切書いてませんね。
mixiに閉じこもっているのはよくないことですわ。

8月は公演が2本あります。
それぞれ違うバンドです。

まずは久しぶりの青い部屋!

8月17日(日)open 19:00/start 19:30
「夜明けの口笛吹き」
青い部屋 in 渋谷・青山

なかおちさと×山崎怠雅×東郷生志 ほか
川口雅巳ニューロックシンジケイト
北村誠&非非非の非
ナポレオン(ex.PHANTOM GIFT)
DJ鳥井賀句

前売り2000円
当日 2300円

http://www.aoiheya.com/

この日は永年の仲である山崎怠雅さんと初めての手合わせ。
山崎さんの方がギター上手いのに、今回彼はベース。

「ルイズ・ルイス壁やりますよ」

「壁」ですか・・・・・・。

どうなるか本人たちにも分かりません。
サイケデリックかなあ・・・・・・。
ガレージかなあ・・・・・・。
ホント分かりませんが力業でがぶり寄って魅せます!
華々しくありたいものです。

つぎは「サボテンだらけの部屋」!

「見送りの日」

再々デビューを見逃した方、是非この日にいらしてください!
新ドラマーのホンダリョウa.k.a.アイルビユアミラさんがすごい殺気!
人殺しのような顔でドラム叩いています。
対バンも豪華だね。

8月24日(日)
「サボテンだらけの部屋」

割礼
川口雅巳ニューロックシンジケイト
見送りの日

高円寺ペンギンハウス
開場18:00 開演18:30
料金予約2000円+1ドリンク 当日2300円+1ドリンク

見送りの日

なかおちさと(G.Vo.Sax)
小川京子(G.)
ホンダリョウ(Dr.)

http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/PENGUIN.htm

当日は高円寺阿波踊りのため、開場開演時間を30分繰り上げ致すことにしました。
ご来場の皆さま、当日は周辺大変混雑致しますのでできるだけお早めにご来場下さい。

8月2日
なかおちさと(ソニマージュ・レコーズ/見送りの日)




更新を怠っていた間に、我が家では新しい命が育まれています。
乳飲み子、仔猫3匹。



一番最初に目が明いたなかおディラン。
生後10日目


実は父猫の去勢時期を見誤ってしまった末の妊娠。
これはにゃんこオーナーとしては大失態なのですが、いざ生を受け、日々懸命に生きる彼彼女に「失態」というのは失礼だと重う次第。

世の中、なんだか殺伐としてますね。
刃物にまつわる無差別殺傷。
なんであるのか?
こうではないか?
色々考えます。

久しぶりの更新でした。




6月23日

右手が動かない

小伝馬町プードル、高円寺ペンギンハウスで出会ったすべての方に感謝いたします。

実はいま右手が動きません。

小伝馬町プードルで友川かずきをやった際とその練習時に、激しいコードストロークをしたため、「ギタリスト病」になってしまいました。

この「ギタリスト病」とはかつてリッチー・ブラックモアが経験した病。
「ヘヴィー・メタルの逆襲 伊藤政則 新潮文庫」でスクープとして紹介されたのをよく覚えています。

右手、あるいは左手が動かなくなり、ステージ上でしきりに腕を大きく振って血流を促しているギタリストの姿を想像してください。
あの仕草は「ギタリスト病」の証(あかし)。
リッチー・ブラックモアだけでなく身近な例だと灰野敬二さんがよくやる仕草。

アレ、明かしたいもののために魂魄を込めて動かそうという意識、意思に比して、手という肉体が追いつかなくて段々と腕が重くなり動かなくなるんです。

今回は友川かずきのコードストロークに負けない! と力むその腕がステージ中途で動かなくなりました。
21日物まね大会@小伝馬町。
明けて翌日22日「サボテンだらけの部屋」では尚のこと動かない。

結果、言い訳かっこ悪い。

21日、22日の詳細、レポートは改めて書きます。

いま午前3時半@高円寺駅前。
ネットカフェ。
難民たちの巣。

いまこの国は「難民たちの巣」でハイエナ商人たちが商売できるほど、貧しい国に成り下がりました。
それでも21日、22日、両日とも参加いただいた方たちは世界の先端で胸はれる方たちばかりでした。

誇らしい。

河原乞食にもそれなりのプライドがあるんだ。

「いま一番推している人だ」「進歩しているね」、三上寛さんにそう言われたよ。
それはいったいどれほど大きい言葉なんだろう!

生きているって言ってみろ、

私の花は何の花、

右手が動かない、

無残の美。











感謝を、










なかおちさと(ソニマージュ・レコーズ)




6月10日

サボテンだらけのフラワー

今日、ビリーズ・ブートキャンプに入隊しました。
先ほど15分で除隊しました。
アレの問題は運動している時に画面から目を離さなくちゃならないことでして手足がバランバラン。
随分、いびつな体操になってしまいます。
ま、それが原因で15分で止めたわけではないのですが・・・・・・。

凶悪事件に震えました。
現代の恐怖は加害者と被害者になんの因果もないところから舞い来たるのだと震撼します。
「魔」が通る。

ソニマージュ・レコーズ「サボテンだらけの部屋」が近づいております。

6月22日(日)
高円寺ペンギンハウス
ソニマージュ・レコーズ with 恋川春町
「サボテンだらけの部屋」

見送りの日(なかおちさと、小川京子、ホンダリョウ)
三上寛
魔術の庭(ex.OVERHANG PARTY)
寺島暁子
恋川春町ユニット
杉田ナターシャ奈央子
たそがれ龍生
イシダユーリ
福田理恵
(+オープンマイク)

開場・開演18:30予定
料金 予約1800円 当日2000円+1ドリンク

今回はロックと詩の祭典。
ボリューム満載です。
本当にやり遂げられるのでしょうか・・・・・・不安です・・・・・・。

当初、予定しておりました「私の死」は見送りの日(なかおちさと、小川京子、ホンダリョウ)に変更になりました。
謹んでお詫び申し上げます。

先日、あるエンターテイメント文学賞の応募作品の下読み作業という仕事を紹介されました。
喜んで志願したものの、まだ実現するか分からないんですけれどね。
その文学賞の只ならぬ賞金額、なんと500万円! に目がくらみました。
これは下読みの仕事など受けずに、自分で応募した方がよいのではないかと思った次第。
この文学賞に似合いの作品を書いたような気がするのでPCに残っている古いファイルを開けてみました。

恥ずかしい・・・・・・。

こんなに恥ずかしいモノを書いていたのかと戦慄。
当時の自分が酷くキモク感じました。
いやあ、若いってキモイなあ。
MS WORDの新規作成ボタンをクリック。
真っ白なところから書き始めようと思っています。
うん、新規作成がいいよ、人間、幾つになっても。



5月5日

アンディ・ウォーホールのウィッグ

髪を金髪に染め上げてしまってから幾月日、髪の根元から黒い髪が生えて汚らしくなり始めた。
さて、この不格好をどうしようかといま悩んでいる。

極度の外出恐怖症にあって、この有様では尚更ひと目に晒されたくないなと思ってしまう。
いずれにしてもこのままではいいコトはまるでない。
何とかしなければいけないと漠然と思う。
金髪から黒髪の過渡期を果たしてどうやって乗り越えようかと考える。

元々、若白髪が多い。
父親からの遺伝だ。
ならば白髪のように染め上げたらどうだろう?
金髪ではなく銀髪。
アンディ・ウォーホールのウィッグのようにしたらどうだろう?

「銀髪にしたらどうだろうと思っているんだ」

話し言葉にしてみたら妻さまが呆れたように、もしくは「もうついて行けないわ」というトーンでフっと笑う。
実際に銀髪にしてもらう過程でどうしても美容師さんの手を借りなくてはいけない。
美容院に行くお金がない。
カラー・プリンタが壊れてしまってね。
髪の修理代とプリンタの修理代、さて、どちらを優先しなくてはいけないかとあれこれ悩む。
イベントのためにはフライヤーの印刷がどうしても必要ですよ。

もっと、根本に話をもってゆくと「果たして銀髪は可能か?」という命題にぶちあたる。
金髪と黒髪と若白髪の三毛。
この三毛をまとめて銀髪にしてくださいってさあ・・・・・・美容院にゆくための髪がないではないか・・・・・・。

昨日、やっと家を出ることができた。
極度の外出恐怖症と熱発。
外出恐怖症は最近、外出時にとみにてんかん発作のような「ふるえ」で足下が覚束なくなるコトが多くなったため。
熱発は多分処方薬の副作用。
最近つらい。

でも強固な外出恐怖症を乗り越えて、家を出られた理由はバンド「見送りの日」の練習があったから。
ドラムに新たにホンダリョウ(a.k.a.アイルビユアミラ)さんが加入して初めてのスタジオ入り。
結果はとても素晴らしかった。
なかおちさと、小川京子、ホンダリョウ。
このメンツであと10年先まで見える。
創ることに向いている、きっとね。

初日の練習音源をコラージュしたモノ↓。



放射線の雨、耳を塞ぐ子供たち(senran.mp3)



コラージュなのでバンドの真価がさっぱり分かりづらいMIXですが・・・・・・お暇な時にクリックしてみてください・・・・・・。
ヘッドフォン必須。

アンディ・ウォーホールのウィッグのような銀髪で、八月、見送りの日、あなたに会いたい。




8月24日(日)高円寺ペンギンハウス
ソニマージュ・レコーズ「サボテンだらけの部屋」
出演:見送りの日(なかおちさと、小川京子、ホンダリョウ)、
川口雅巳ニューロック・シンジケイト、割礼
開場 19:00 開演 19:30
料金:予約2000円+1ドリンク 当日2300円+1ドリンク










なかおちさと(見送りの日、カールマイヤー)


4月3日

善 し

桜を美しいと思ったのは大学2年の春だった。
私が通う早稲田大学に隣接する日本女子大学との新入生歓迎合同企画「合同バスツアー」の用件で日本女子大学の新入生歓迎式に呼ばれた時だった。
日本女子大学の中庭に咲く桜が剛胆に目に入ってきた。
そいつを美しいと思った。

その年は学費問題ストライキで、我が陣営が革マル派に屈した最中。
殺伐として異常たる日常。

硬派というかヘヴィなもめ事に巻き込まれている中、女子大との合同バスツアーという軟派な企画を並行して進める。
革マルにスコラを浴びせられる自身の地獄たるキャンパスと較べると、時におり立ち寄る日本女子大は天国だった。

日本女子大新入生歓迎式での客演スピーチ。
会場へ向かう途中に目に入った逞しい桜。

「綺麗だな」

そう口零したら、日本女子大学の学生さんは怪訝な表情を浮かべた。
私自身の大学にも桜は咲いていたのだから、日本女子大の桜を取り立てて誉めるのが可笑しかったのかな。
ただ早稲田のキャンパスでは俯いて下ばかり見て這い蹲っていたんだよ。

桜は善し。
誰(、)彼、私の心象を問わず春を咲かせるから善し。
かの花の主張はしごく明確だから善し。

桜、あなたの春は善し。






3月14日

戒厳令下のロール

金曜日、捻挫をしてしまった。
帰宅した妻にバファリンを所望。
多めに飲み過ぎて夜9時くらいにどうにもならない眠気で寝てしまった。

金曜日、夜9時に寝るというのはぼくの場合非常に無計画。
なにしろ当夜はタモリ倶楽部の「空耳アワード2008」が放映されるのだ。
こいつをどうしても妻と楽しみたい。
しかしバファリンの眠気で迂闊にも夜9時にベッドに体重を預けてしまった。

夜半間近、11時15分に目覚め、ああ、寝過ぎたと後悔するも、「空耳アワード2008」まで優に一時間ある。
ところが今度は妻が眠ってしまう。
仕事で疲れているのだから当たり前だ。

ひっそりと自部屋に戻り、自部屋のテレビジョンで「空耳アワード2008」観覧。
実は内容を良く覚えていない。

【北京・大谷麻由美(毎日新聞)】中国のチベット自治区ラサ市中心部で14日、独立を求めるチベット仏教の僧侶や市民による大規模デモが警官隊と衝突。AFP通信は数人が死亡、負傷者も多数にのぼると伝えた。ロイター通信などによるとデモ隊は警察車両に向け投石し放火。付近の車を横転させ複数の店舗にも火を付けた。北京五輪を約5カ月後に控え、デモ弾圧で死傷者を出したことで、中国政府への打撃は避けられない。

長く燻っていた火が炎になる。
まずネットで知った。
ネットの上の文字にて脳内に印画したのだが、その画は鮮烈な血と中華人民共和国の赤旗が混じり合うグロテスク。
北京政府はチベットから軍を退け!

思い出した。
数年前、中国からやってきたという留学生と話をした。
「中国人は犬を食べるんですよ。ひどいでしょう?」
その留学生はぼくにそう語りかけた。
食文化は各国各文化それぞれであり、またここ日本でも昭和30年代くらいまでは、肉屋の店頭で赤犬の肉がぶら下がっていた。
食という「生きるために必要なこと」は、そうそう揶揄すべきではないと内心思った。
「日本でも終戦直後まで犬の肉が売られていた時期はありましたよ」
そう答えた。
留学生の返答は「私は中国の少数民族の出身なんです」。
会話の文脈がここで一気に捻れた。
その留学生の中で、犬食は自国の食文化への卑下から語られたのではなく、北京政府に押圧されている自民族、一地方の出自から語られたのだ。
一瞬の間に膨大な想像力が動き、膨大な痛みを感じ、ぼくは会話を続けられなかった。

BBCのアジア記事にチベットより亡命しているダライ・ラマのメッセージが寄せられている。
火を持って戦っている僧侶たちに一種の自制を呼びかける内容ではあるが、その分、人民解放軍の「強力(な押圧行為)」をより非道に浮かび上がらせる印象を持った。

戒厳令下、いま日本時間4時33分。
チベットの僧侶たちの今回の行動に気づいてから4~5時間くらいだろうか?
バファリンの薬効が衰えた。
捻挫した箇所がまた痛む。
そんな些細な痛みとは次元を越す痛みがこの世界に訪れている。
以降、まったく眠れずにいて、まったく眠らずにいることが、2008年3月14日28時33分なのだと記憶しなくてはいけない。

理想を云えば限りない。
ダライ・ラマが思案しているのは、たとえばSLY & THE FAMILY STONE。
あの無音の「THERE’S A RIOT GOIN’ ON」なのだろうと思いもする。
しかし世界は世界であり、私たちはロールする。

ロールする。

北京政府がチベットからすべての軍を退く、そんなロールがいずれある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 












常日頃、私はあくまでも頑迷な唯物論で武装している。

しかし、人の死に触れた時、私は主観主義や観念論に縋り付きたくなることがある。

死者のために天国を想像し、創造する、そのような時がある。

彼の死はさようならできるモノなのかもしれない。

然様(さよう)ならば<葬る>という仕種。

しかし、「私の彼の死」はここを去ることがない。

彼の死を一つの世界の終わりとも思う。

それは主観主義であり、故に過ちであろうとも、一種の感動が動作する。

感動、言葉は正しいだろうか?

どんなに非道いことだろう!

2007年、12月26日。

渡辺実、永眠。

その邂逅に於いて私の詩作を誉め抜いた、まったく屈託のない、その彼を思い出す。

その回顧に於いて、いまここにタイプし、やっと私は泣けた。

「私の彼の死」。

私の主観の外部から報された彼の死の、その実情は、まったき、私の死だ。

<私の永遠に於いて>、ここを立ち去ることがない。

<私の永遠に於いて>、斯様な事態を、時節、「永眠」と呼ぶのだろうか?

「私の彼の死」。

私の彼の死。

2007年、12月26日。

渡辺実、永眠。




みのる
メロドラマ・メンバー








なかおちさと(私の死)












12月28日

mixi拾遺

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=172215
(マイミク申請はお気軽に)



↑click it!!

12月27日

動画【カシアス・クレイの想い出】見送りの日 Ver.2.00

2007年12月24日、高円寺ペンギンハウスにて行われた、ソニマージュ・レコーズ「サボテンだらけの部屋」から、見送りの日の演奏をYouTubeとmixi動画にUPしました。

曲名は「Clay」。
モハメッド・アリのイスラム教改教前の本名「カシアス・マーセラス・クレイ・ジュニア(Cassius Marcellus Clay Jr.)」。
また山下洋輔トリオがアリに捧げた曲「Clay」から美味しくいただきました。

http://www.youtube.com/watch?v=PNURH13fqBw


オーバークリッピングで演奏内容が分からない。
ボーカルは聞こえるが、ただただ耳障りな東洋のバンド。
ハレーションを起こすモノクローム映像。
そんな一編3分の映像、詩。

「カシアス・クレイになりたかったんだ 蝶のように舞い 蜂の如く刺す カシアス・クレイになりたかったんだ」

フロアに重たい身体で飛び立ちギターソロ。

かけ声と共に終わりへと始めるバンド。

挨拶、

一礼。

画面に影を擦り付ける。

アウト。












お暇な時に体験してください。

なかおちさと(見送りの日)

12月10日

妻の書棚

ただいま「残虐記 桐野夏生 新潮文庫」という小説を読み始めています。
少女監禁事件を描いた小説。
冒頭からぐっと引き寄せられる勢いです。

この作品は妻のお下がり。
「面白いよ」

普段、純文学や難渋な批評ばかり読みあさっていて、エンターテイメント小説は馴染みがありません。
それでも妻の書棚にある小説、それもエンターテイメント小説には格段の興味を惹かれます。
妻の精神構造との間接的な接近。
「ああ、こうした本が彼女の感性の源泉と沸きいづる泉なのだなあ」
妻の過去、現在と静かに対話を交わしているよう。
それこそが興味深く面白くてたまりません。
どんな源泉かというと冒頭の「残虐記 桐野夏生 新潮文庫」をはじめ、一括りで云うと猟奇的!

「猟奇的。ああ、こうした本が彼女の感性の源泉と沸きいづる泉なのだなあ」

「妻の面白いもの」は大概ぼくにとっても面白いです。
結論、猟奇的夫婦。


11月19日

日々雑感
溝口健二の碑
見送りの日@YouTube 最新動画配信!


また社会的ひきこもりです。
ベッドから伸びる鉄鎖を引き裂くチカラなく、擦り寄る愛猫たちにも冷たく扉を閉ざします。

そんな日々の中で、「そうだ京都に行こう!」と妻さまが仰る。
社会的ひきこもりの日々でも躊躇なく誘いに乗りました。
理由がある。

「京都のどこに行きたい?」 said by 妻さま。
「拾得! 磔磔!」という即答をぐっと飲み込んで、何となく吐いた答えが「三十三間堂」。
あそこって名前のとおり33階建てなんだってね。

33rd Floor Elevators!!
滅茶苦茶サイケデリック!



溝口健二の碑。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/cinespots/cinespots06.html

wikipedia「溝口健二」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%9D%E5%8F%A3%E5%81%A5%E4%BA%8C

映画監督・溝口健二の碑はweb↑で見る限り、その世界的な業績と比して小さい小さい。
ただ、しかしここで両の手を合わせたい。
祇園をさまざまな彩りで描いた人だ。
京都に行くならここに寄りたい。

溝口健二の祇園は作品によって描き方、エクリチュールが違う。

その作品は無批判に芸子、舞妓を描く。
その作品は芸子、舞妓を支配する男性市場の原理を批判する。
その作品は芸子、舞妓の世界に入る際の女性の心理を考えうるさまざまな角度から分析する。
その作品は作品によって描き方が違えど、監督の主観を宙吊りにすることがない。

「いつになったら私らみたいな商売なくなるんやろ」

その作品の一作。
ラストで芸子が口零した。

「いつになったら私らみたいな商売なくなるんやろ」

口零されたまま瞬時に「終」とブラックアウトする。
受け取るぼくの男の心が無言、口開かない。
祇園よりも遥かに下品だが、横浜、神奈川でも色町のネオンに歩く足が躓くことがある。
うん、横浜は色町だ。
父ヨ、母ヨ、ぼくは相変わらず、ここ色町にて息しています。

「京都のどこに行きたい?」 said by 妻さま。
「同和利権の闇!」という即答をぐっと飲み込んで、ねえ、溝口健二の碑に行きたいよ。




見送りの日が好調だ。
タイトル「水彩」というロックンロール。
リハーサルのファースト・テイク。

↓YouTubeにUPしました↓

見送りの日

水彩
suisai
miokurinohi



↑click it!!

http://www.youtube.com/watch?v=yeyR6agCNf8




新生「見送りの日」

12月24日(休・月曜日)高円寺ペンギンハウス

ソニマージュ・レコーズ「サボテンだらけの部屋」

出演:見送りの日(なかおちさと、小川京子、いぐちひろき)、川口雅巳ニューロックシンジケイト、宮下敬一(MANDOG)、恋川春町Band

開場 18:30 開演 19:00
料金2000円+1ドリンク

見送りの日

なかおちさと(G.Vo.Sax)
小川京子(G.)
いぐちひろき(Dr.)







日々雑感。













8月28日

ハロー

立島夕子との新ユニット「私の死」のデビュー・ライブが無事に終わりました。
YouTubeに当日の動画を2編に分けてUPしました。
ぜひ、ご覧下さい。

尚、サーバーの負荷で途切れ途切れの受像になることがあります。
紙芝居みたい・・・・・・。



私の死 watashinoshi on the stage/debut-live/

http://www.youtube.com/watch?v=cieUNppEvaA

http://www.youtube.com/watch?v=ggRMwtb4hho

いやはや夏が終わったという感じでアパシー、燃え尽き症候群です。
言葉に不自由するようになりました。
音楽というか音でしかひとと繋がれないのだと思います。
ミハイル・バフチンが定義する<内言>が、言葉ではなく音なのであるのであーる。

イベント「溶鉱炉」も久しぶりの出演と観覧で存分に楽しみました。
皆さん素晴らしかったです。
ただひとつ疑問に思ったこともまた重いです。
<若い舞踏>の堕落が重く心塞がります。
自己実現がテーマ故に「肉体の観念的理想」という反転や、形式の「完成」が目的になる。

その完成に「世界よりの拍手」が必要なのか?

世紀を跨ぎ、時間軸を逆転し、「演劇とその分身」に還らないといまだ進化しえないと憤るのはどうしたことか?
実は林佑次が観たかったのかもしれません。
稿を改めたいです。

奥さんとぼーっと世界陸上観るのが楽しいです。
陸上には全く興味がないですが、実際に観ると本当に興味がないです。
800メートル走とか中途半端な距離のモノとかは特に本当に興味がないですね。
楽しいです。
織田裕二の歌が毎年またひどいですね。

8月7日

新ユニット「私 の 死」
第10回「溶鉱炉」にてデビュー

皆さま

立島夕子のパフォーマンスになかおちさとが音にて絡む新ユニット「私 の 死」のデビュー・ライブが決定致しました。

第10回「溶鉱炉」、久しぶりの出演です。

★★★

★2007年8月25日(土)溶鉱炉vol.10 ファン感謝祭
会場:新井薬師 Special Colors
料金:入場料1500円
詩人:恋川春町、フーゲツのJUN、杉田奈央子、長尾秋、山内緋呂子、ジュテーム北村
音楽:私の死(立島夕子+なかおちさとDUO)、山崎怠雅(エレキギター)、アーヴィントン(壺ドラム+トランペット)、河内兄弟(河内伴理、弾き語り+河内麻美、絵画パフォーマンス)
舞踏:Nori@爪痕(カポエラダンス)、蒼羽マリ(バーレスクダンス)
会場:西武線「新井薬師」徒歩3分、JR中央線「中野」徒歩13分
中野区新井5-9-1 アーバンハイム津島B1 整体院の地下1階です
公式サイト:http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/page011.htm


出演者の公募があるようです。




またまた集客のために個別で電話致しますわ。
重い悩み事相談ではないので安心してお電話とってくださいね。






なかおちさと(私 の 死)

7月31日


掲示板問題

出会い系のマルチ広告に根負けしておりました掲示板。
再々々々度復活させます。
文化関連でしたらどんな催しでも宣伝可です。
音楽に限らず、詩朗読、講演会などなど臆せず宣伝下さいませ。
また、管理人への希望質問感想などもコチラによろしくお願い致します

7月27日

急遽ライブです

皆さま

今週の28日土曜日に急遽ライブが決まりました。
詳細は↓。

★2007年7月28日(土)セレブ詩人会vol.2
会場:恵比寿AMICUS
時間:19:00開場19:30開演
料金:1500円+1Drink
出演:恋川春町(朗読)、福田理恵+テケタ(朗読+ギター)、山内緋呂子(朗読)、流音奇(朗読+バックトラック)、なかおちさと(ギター+他)
会場詳細:http://www.rtp.jp/amicus/top.html

誰がセレブなの? セレブいないじゃん? という思いは残りますが、久しぶりに詩に換えて歌を唄います。

集客のために個別攻撃で電話いたします。
選挙目的ぢゃないから安心して電話に出てください。







なかおちさと(最新のわたくし↓)
http://jp.youtube.com/watch?v=QO3vmaI-WfU

7月25日

新生「見送りの日@YouTube!!

難航していたバンド「見送りの日」の新編成がようやく確定しました!

なかおちさと(G.Vo.Sax)
小川京子(G.)
いぐちひろき(Dr.)

以上、トリオ編成です。

初日のスタジオセッションをYouTubeにUPしました↓。

http://jp.youtube.com/watch?v=QO3vmaI-WfU

最近買ったCDが高見沢俊彦だけとは思えないほどのアヴァンギャルド・ヘヴィ・ロックです。

事情があり土日しか動けないですが、何卒かわいがってやってください。

過去のどの「見送りの日」よりいいギターが弾けていると感じます。

アルバート・アイラーを、山下洋輔トリオをヘヴィ・ロックにしたい!
そこに浅川マキを貫きたい!

こう書くと借り物ばかりのようですが、その辺はあくまで喩えです。
オリジンはメンバー全員のこころの中にしっかりあります。

よろろろおねがいします。





なかおちさと(見送りの日)


7月21日

ウエディング・マーチ

すっかりご無沙汰です。
最新の過去記事が5月8日。
2ヶ月以上更新してませんでしたわ。

この間、一番変わったことは結婚です。
ええ、私、中尾千里は5月18日に横浜市南区役所に婚姻届を提出致しました。
実際に一緒に暮らし始めたのはここ最近です。

結婚で変わったコトは夕食の準備くらいでしょうか?
つい「お総菜パン買ってきて、適当に!」とメールしたくなる怠け癖との戦い。
我が家の主要な収入は奥さんの働き。
ぼくはただダラダラと小説を書き、よく眠り、二ヶ月に一度の障害年金受給をいまかいまかと待ちあぐねているばかりです。

こんな生活の中で、疲れて帰ってきた奥さんにご飯のひとつも創れなかったらカタツムリです。
カタツムリ以下です。

で、夕食を思案するのですが、実際に思い浮かぶのはパスタ料理くらいです。
イタリア人と同じです。
さらに食材を買いに下界に出るのは、社会的ひきこもりの私の精神衛生上ではアフリカ旅行です。
またはロシアのツンドラ地帯を行く羽目になったような境遇です。
まずは「外で着る物」を考えなくてはいけません。
これがなんというかプレタポルテ。
私、男35歳にして服装も決められません。
生まれ変わったら高見沢俊彦みたくなりたいです。

のんびり過ごしています。
音楽活動はバンド「見送りの日」の再編成中くらいかな?
こちらはあと二、三日で決まりそうです。
あとバンド「鳥を見た」に女性ボーカルを迎えてザ・タイガースの「花の首飾り」をカヴァーを思案中。

花咲く娘たちは 花咲くフレアのジーンズ 芥子の実と花の首飾り 太陽のフレアのジーンズ

著作権の問題などあるので歌詞にも手をつけてね。
猫もみな寝ています。
静かな夜だ。








5月8日

気球クラブ、その後

先々週末は女の子と映画「気球クラブ、その後」を観に行きました。

「気球クラブ、その後」公式web↓

http://kikyuclub.com/

2006年、去年の作品です。
全国各地を巡ってゆっくり転々とロードショーしてきた映画が、やっと横浜黄金町の小さな映画館、シネマ・ジャック・アンド・ベティにやってきました。
今月の19日にはもうDVD化されます。

大学時代のサークル「気球クラブ」、その参加者たちの「、その後」をカメラが追います。
被写体たるひとびととカメラの位置、距離はどこか遠くにあるように感じさせます。
主人公一人を描いて人間を深く削り出すという描写ではなく、「気球クラブ、その後」の群像から生まれる各人の郷愁、回顧を淡々と、時にドライに提出してゆきます。

人間を深く削り出すという描写ではない。
ただただ群像から生まれる各人の郷愁、回顧を淡々と綴る。
しかし観る者の胸に迫るこの温かみある「ひと(びと)の問題」の提出、その正体はなんだろう?

劇中、荒井由実「翳りゆく部屋」が再三歌われます。
その一節が観る者のこころに問います。

「どんな運命が 愛を遠ざけたの
            輝きは戻らない 私が今死んでも」

そう、一緒にいた日々の愛は、いま、いつのまにか遠ざかっている。
結果、あの頃、目映く輝いていたナニモノかはもはや遠いところにある。
彼、彼女、私、ひとの死を経てもそのナニモノかはけっして戻ってこない。
それはどうしてだろう?

それが「気球クラブ」の「、その後」に集う群像たちに平等に与えられる物想いの核です。

監督は「自殺サークル」の園子音(その しおん)。
「東京ガガガ」の主宰者で覚えているひともいるかもしれません。
13年前、江ノ島の小さな演劇スペース「天文館」で対バンにて一緒にお弁当を食べたのを思い出しました。
心の機微を丁寧に撮ってゆくフォーカス。

ぼくは勿論、同席した女の子もこの映画をいたく気に入ってくれました。
ふたりで観たことこそが特別な映画鑑賞、果ては記念すべきデートになる程の素敵な映画でした。

知っている俳優さんは永作博美、いしだ壱成のみ。
上述のふたりはともに好演です。

さて、総制作費はどの程度だったのかと心配するくらいの貧乏映画です。
しかし宝石のようなこの映画の輝きは、群像、ひとびとにしっかり向かい合う姿勢に秘密があるのだななんて、いい気持ちで映画館を後にしました。















見送りの日の新ドラマーのオーディション中です。
ゴールデン・ウィークは久しぶりにスタジオ。
新宿JAMでの金子さんの追悼ライブと重なってしまい残念でした。









4月26日

mixi拾遺
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=172215

映画二本、その他



週末は女の子と映画「ブラッド・ダイヤモンド」を観に行きました。

監督は「ラストサムライ」のエドワード・ズウィック。
男女主演がレオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリーというどこを切り取ってもハリウッドな映画。
これが当初の予想に反して非常に面白かったです。

舞台設定はアフリカ大陸。
当地でのダイヤモンド利権と、それを巡る政府軍、反政府軍との死闘に巻き添えを食う「少年兵」の問題。
ダイヤモンド利権と少年兵の問題が本筋と複線と交互に入れ替わって行き、ハリウッド映画的な単純なモノローグではありません。

しかしボッカボッカひとが死に、ドンパドンパと爆発があり、主人公の死は果てしなく重いけれど、脇役、エキストラの命は果てしなく安く軽いです。
ここは「ハリウッド的な死」から免れていません。

また政府軍と反政府軍を「どっちもどっち」と描く点に多少疑問あり。

とはいえ注文はこの程度。
ハリウッド作品が提出する問題としては、他の映画の比じゃない重さがあり、144分間よくぞ描ききったものです。

主演のレオナルド・ディカプリオは映画「ギルバート・グレイプ」以来。
あのおバカちゃんな少年が随分逞しいおっさんになったものです。貫禄すら漂う好演技。
「ゾンビかよ!」ってくらいに不死身で中々死なないのがハリウッド的ですが・・・・・・。

描かれるダイヤモンドにまつわる利権争いは初めて知った事実でした。
これは解説が難しいので実際にご覧になってください。
また殺人兵器として訓練、洗脳される少年たち。
これまた痛ましい事実ですわ。
過酷さを示す描写が傷だらけですよ。
多少、紋切り型ですけど・・・・・・。

なんといっても現在、二週続けて興行成績第3位。
大作(超大作ではないです)。
大画面と音響システムをフル稼働させている作りなのでできれば映画館でご覧下さい。
1500円、1800円払う価値はある映画だと思いますです。

ただ、どうしても「ハリウッド的な死」に拘ってしまう自分がまだいます。
ドカドカした戦闘。
一画面で32人死んでそうな戦闘シーン。
主人公だけが不死身。
この辺、女性はどう思ったろう・・・・・・。
カノジョさまに訊き忘れました。
ぼく、観終わった後、映画に呑まれて、随分鼻息荒く興奮していたの。
面白くてテーマが重い。
頭フル稼働。












で、ハリウッド映画は一旦満足。
次回は単館上映のモノを観に行きたいです(やはり貧乏映画が好き)。











バンド「見送りの日」に動きあり。
一気に問題解決再スタートになるといいなあ。
京ちゃん、任せっきりでゴメンね。

音楽家としての再生がいまいちばん重いテーマです。








週末は女の子と映画「東京タワー」を観に行きました。

ぼくは事前に原作「東京タワー リリー・フランキー 扶桑社」を読んでいました。
カノジョさまは未読。
既読と未読で感想の違いはどうだろう?
そんなコトを期待しながら観ました。

ええ・・・・・・既読でも未読でも日本映画の現状の平均ラインという感想に変わりはなかったです。

「もっと泣けるかと思った」

泣けない・・・・・・。

画面の中でオダギリジョーが大粒の涙を流しているのですが、それを観て観客も泣けばいいの?
原因はすべて松尾スズキの薄い脚本のせいかと思います。

オダギリジョー、樹木希林、松たか子、小林薫という錚々たる面々を揃えておいて「泣かせない」というのは中々できるものじゃありません。

というのが観終わった直後の感想です。
ただ今回はラブなデート。
振り返ってデートの道すがらの一石と思えば感想も変わります。
楽しいデート、映画もそんなに悪くもなかったかなってね。
爽やかではあったかな。
ぼくは障害者手帳でどんな映画も付き添いの人とともに1000円で観られます。

「なるほど1000円の映画」

一方で原作も過剰な評価かと思っています。
自伝的小説と喧伝されていますが「小説になっていない」エッセイ文体に違和感を感じます。
ぼくは読み終えた後、オカンにあげました。
書棚にストックしておく程のモノじゃないなって判断してオカンにあげました・・・・・・。
オカンの話が書いてあるんで、オカンが読むといいんじゃないかな!

YAHOO映画のユーザー投票は明らかに過剰評価だと思います。
また、今年は映画「善き人のためのソナタ」

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326052/

この作品を越えるモノはないのでは? と今後に不安が残ります。
それでも今後、今年はあと40本観たいなあ。





我が家の♂猫ラヂヲの去勢手術をしました。
中々、大変なイベントでした。

手術後に病院から電話がありました。

「取ったタマタマは記念にとっておきますか? こちらで処分してよろしいですか?」

びっくりした。
記念のタマタマなんていらないよ!
へその緒じゃないんだからいらないよ!
そもそもタマタマいらないから取ってもらったんじゃないか!

エピソードはまだ終わらない。

無事、退院して我が家到着。

他の猫が出迎える。
うーうーうーと威嚇のうなり声を上げてラヂヲを迎える。
カノジョさまがいうには睾丸から出る匂いが変わってしまった。
なので、彼、ラヂヲはラヂヲでありながら、別の個体と認識されるようになったみたいです。
なので新しい猫と判断されて威嚇されるの。
半日の入院だけで彼はこれまでの我が家内でのステータスをすべて失ないました。

性格も変わりました。
いつも取っ組み合いをしながらびゅんびゅん遊んでた彼が、手術後は人間に甘えるばかりで他の猫と運動会をしないんです。
不思議。

悲劇。

映画【東京タワー】と雄猫去勢残酷物語。

4月9日

mixi拾遺

4月1日


花を措く



週末、もう恒例の映画巡り。
映画「フランシスコの二人の息子」。
日比谷シャンテシネ。
ブラジルのカントリー音楽DUOの成功譚。
南米の暖色、褐色の洪水、貧困から来る寒色の定着。
美の膨大な情報量。
その足を少しだけ伸ばして日比谷公園で桜を見る。
コンビニエンスストアで所望した青いピクニック・シートを広げてふたり横たわり空を見上げる。
満開、果ては葉桜の兆し。
見上げる桜は一枝、一枝が上方に向かって二重、八重と繁り連なる。
満開、果ては葉桜の兆し。
美の膨大な情報量。
今日はあまりに仕合わせたる今日であった。
春の春的な某。
今日の生/花は仕合わせたる今日の生/花であった。
シャッターを切る。
桜花の破片が面前を斬る。
印画する今日。
花を措く。
闘病生活の裡、ぼくは少しずつ仕合わせに近づいているとこの実を仕合わせる。



件名:映画

スクリーン、
ふたり、
ひかりの洪水、

to M



件名:re:映画

カントリーミュージック、
ブルーシート、
桜吹雪、

from M



映画的な、あまりにも映画的な日曜日。

23時、眠りの前、

ここに印画した今日の



/

花を措く。










四 月


さくら 花 弁を 散 らしたの はオ レ 雨 風 四 月の

陽射し 世 界を 照 らすの はオ レ 太 陽 大 気 四 月の 凶 暴 非 道 な ( オ レと )エ ーテ ル の乱 交に





い まだ 注 げ四 月注 げ










text by nakao chisato







3月15日

映画二題


映画【パフューム ある人殺しの物語】




週末は女の子とトム・ティクヴァ監督の映画「パフューム ある人殺しの物語」を観に行きました。
感想、結論だけ先に述べるとここ2年くらいのスパンならばベスト・ワン。
観終わったあとしばらく放心絶句しました。

18世紀パリ、天才的な「香水作家」が<女性の薫りを香水にする>ために、何人もの女性を殺害してしまうという粗筋。

YAHOO映画↓などで評判を見て頂くと分かると思うのですが、ラストの表現について賛否両論があります。

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326062/

ラストをOKできる人は迷わず星5、受け入れられない人は星1~3という具合。

このラストへの論争を予め知っておいてから観たので、或る程度の覚悟をしていました。
実際、観ると「なるほど賛否両論あるだろうな」とまず思います。

「あの客席の高校生はトラウマになるのではないかな」

しかしラストも終演間際になると、もうただ涙、ナミダです。
グロテスクともいえる映画が一転して人間賛歌に変わるんです。
この映画は映像美満点、語り満点であまりに映画的。
すべてを「映画の言葉」で語り尽くします。
その有り様はフェデリコ・フェリーニ、ウッディ・アレンを思い起こします(決して「似ている」訳ではありません)。

すべて「映画の言葉」で語り尽くす。

語り尽くした内容が「人間」「人間愛」であることに喝采します。

女性の薫りを香水にする、そのためだけの殺人。
主人公は女性を香水の「原材料」としてしか観ることが出来ない不具者です。
映画もラスト近くまで、被害にあった女性の屍体、姿態を筋書きの「原材料」として晒します。
しかし後半、それも論争になっているラスト近辺から反転して人間の人間としての生と性の謳歌が響きます。

スクリーンに収められたすべての人間が、その肉体を人間として取り返し、奪い返します。
他者を殺して作られた香水。
そのパフュームを嗅ぎ、束の間、他者を愛することに目覚めるひとびと。

肉体の肉体化。
人間としての肉体の属性。
他者の屍体から作られた香水に酔ったひとびとが、屍体化した他者と自身から、愛すべき他者と自身の肉体、その生と性を奪還する。

ここです。
ラストを由(よし)とできるひとにはその賛歌が響き、ラストを由とできないひとには最後までグロテスクな映画としてその心中で完結してしまいます。

ネタばれこそ怖いので、ラストの実際を書くことができません。
劇場でなくとも「伝わる(素晴らしい!)」映画ですので、1800円を投じられない方は、少し待ってレンタルDVDなどで鑑賞しても構わないと思います。

実はまだ昨日の今日、脳天直撃で思うように筆が進みません。
監督は40歳代。
この年齢でぼくはこれ程のモノを創れるだろうか? などとも思います。
思いは厳しすぎ、ぼくまで問われます。
可能ならばもう一度観たいと思ってます。






メロドラマの第一作、スギモトユリのパートの録音完成です。
そのスクリーミング・ヴォイスをきちんと収められました。
今週、もしくは来週に初の音源をUPできると思います。
また継続して2作目へと進みます(ここから先はマテリアルで提供したいです)のでご期待下さい。





映画【ドリームガールズ】とK池邸劇的改造計画



昨日は女の子と映画「ドリームガールズ」を観に行きました。
モータウンを巡る田舎の女子高生たちの夢と感動の物語ですね!

私、昼間からビールなど頂いたため、最初の方、あまりの音楽の心地よさに眠ってしまいました・・・・・・連れの女の子も途中で音楽に酔って寝てしまいました・・・・・・。
映画で使われているのは当時のモータウン・サウンドではなく、ミュージカル用に書き下ろしたモノです。
それでも違和感は特に感じないです。
エディ・マーフィーって歌も上手なのね。

いい映画なのでしょうがハリウッド・メイドが鼻について、貧乏映画好きのぼくにはストレートな感動はなかったんですよ・・・・・・多分・・・・・・。
ただし「ひとつクッションを置いた感動」は味わえました。

ストーリーから得られる感動ではなく、サウンドから得られる快感がたまらないんですよ!

それでも、しかーし!

この話の元ネタのアーティストたち(シュープリームスやダイアナ・ロスのこと等)の「真相をどこまでリアルに描いているのか?」「どこからフィクションなのか?」「ねえねえ、エディ・マーフィーは誰をモデルにしているの?」とかが分からない。
そしてそうした逸話の吟味を上映中にしてしまう自分が非常に疎ましい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9

http://en.wikipedia.org/wiki/The_Supremes

こうした場合、K池邸に大型モニターを持ち込み、5.1サラウンド装置を設置して鑑賞環境を映画館さながらに完璧に整えた上で、気になる箇所について「ここの元ネタは?」など、その都度<K池的豆知識>を伺いながら観たいです。

誰が主役? というのは特に関係なく、当時の、あの時代の業界を巡る「群像劇」でした。
デトロイト暴動など社会風刺のエピソードもしっかり織り込んであります。
なので、尚更「群像劇」。

とりあえずK池さんご夫婦、大型モニター、5.1サラウンド装置をボーナスで買ってください(>_<)
そしたら毎日通いますから(>_<)

平日というのに結構な入りでした。
ミュージカルなので忙しく字幕を追い続ける必要もなく、皆様「映画に身を任せている」ようでした。
ストーリーはありがちなものですが、実際の音はホントかなり心地よいです。
DVDより劇場で楽しんでくださいな。
DVDでの鑑賞だと音響装置がしっかりしてないと、ストーリーの陳腐さが浮き上がってしまうかなと心配します。


追記

ミュージカルなのでセリフの途中から突如歌に変わるんですわ。
「わたしは」というつぶやきが、突如大げさに「わーーーーーたーーーーしぃーーーーーわわうおおういえーすーーーーーーー」となります。
ホントお馬鹿さんみたい! 
アメリカ人てやはりこんな奇っ怪な性癖持ったキチガイばかりなのかと改めて感じ入った次第です。

2月12日

映画二題

「それでもヤクはやってない」

週末は女の子と周防正行監督の映画「それでもヤクはやってない」を観ました。

「それでもヤクはやってない」

長渕剛が大麻所持で捕まったときに、刑事に向かって吐いた名セリフですね。

映画↓
http://www.soreboku.jp/index.html

長渕↓
http://www.nagabuchi.or.jp/

映画の内容に関しては真面目な批評を一本書こうと思います。
ま、いずれにせよとにかく早めに出かけないとチケット完売状態ですよ。
実際の上映時間は長いのに、感覚ではその1/2くらいの時間だと感じる程、中身が凝縮されていました。
終演後にお客さんがザワザワと至る所で論議しているという風景も、この映画が議論を必要とするからこその光景です。
全編シリアスかと思っていたのですが、途中、丁度いいくらいの時にふと笑えるシーンを挟み込んでくれたのは、さすが周防監督! てな感じでした。

痴漢冤罪がテーマとあって、後になって思い出したエピソード↓。

小学生の頃、人気プロレスラーにキラー・カーンと言う名前のレスラーがいました。
プロレスごっこになるとぼくのリング・ネームはこのキラー・カーンと本名千里(チサト)を掛けてズバリ「チー・カーン」。
いま思い起こすと酷い痴漢冤罪事件でした。
許せません。

「それでもヤクはやってない」

観る価値あります。
あと、本当にヤクはやってないみたいでした。

女の子からチョコレートを頂きました。
それもぼくが美味しそうだとチョイスしたのを「買ってくれた」という、微妙に「なかおをそんなに甘やかすな!」と言う声が聞えてきそうな・・・・・・。

高級チョコ、一粒250円くらいですよ!

今年は誰からも貰えないと覚悟していたので、貰えたときは昇天しました。

楽しかった!
ありがとう!

「武士の一部分」

週末は女の子と山田洋次監督の映画「武士の一部分」を観ました。

ものすごい地味。
ヨーロッパでは受けそうな貧乏感。
初期カウリスマキをさらに貧乏&さらに和風にした感じと喩えたい。
松竹は山田洋次にお金掛けられなくなっているのかしら・・・・・・。
同席の女の子は途中寝てました。

そうそ、地味だからこそ木村拓哉でよかったんですよ。
これで木村拓哉ほど華やかでない役者なら地味極まる超カルト映画として語り継がれただろうと思います(それも一興ですが)・・・・・・。

カウリスマキの名前を出したのはやはり山田洋次というひとは小津から連なる松竹映画の正当たる伝承者であるというコト。
そのコトを改めて感じ入る作品。
カウリスマキの方がお手本にしているのだ。
地味ですが脚本には一輪の花がありました。

まあタイトルからして「武士の一部分」なのでその部分がたまたま地味だったのでしょう。
次は他の部分に期待するわ。

観ているときは「地味だなあ」という感触に終始するのですが、なぜか不思議なことに終演後の感想は、ぼく、女の子、共に「いい映画だったなあ」でした。
↑とはいえ「デート・ムービー」とは月ほど遠いです。

「マリー・アントワネット」観るなんてバカじゃないの?
ソフィア・コッポラはTSUTAYAで借りても損した気分になるよ。

1月23日

見送りの日@YouTube

17日にUFO CLUBで行われた見送りの日のライブ、後半10分の映像をYouTubeにUPいたしました↓

面白いですよ。
ヘッドフォンでのご鑑賞を推奨。

"miokurinohi" plays the song for Qadhdhāfī
NEW!!


↑、click it!!

http://www.youtube.com/watch?v=lf-GLXMdUoc


the movie of japanese heavy rock band "miokurinohi".live recorded at UFO CLUB,TOKYO JAN.17.2007
"miokurinohi" are NAKAO,Chisato(G.&Vo.) and TSUNODA,Nobuki(Dr.)
anatatachinoyouni utsukushiihitodearitakatta.

1月14日

彼の場所 kanobasho

↑、2006年1月、バンド「見送りの日」11年振りの最新音源です。
ロゴをクリックしてください。

nakao chisato(G.Vo&tapes)
tsunoda nobuki(Dr.)

1月17日、いよいよライブです。

"from the bottom of underground vol.9"
見送りの日
(なかおちさと+角田信樹)
川口雅巳ニューロックシンジケイト 
ピーフラン 
1/17/19:00open/19:30start/adv 1,500yen (+1drink) / door 2,300yen (with 1 drink)
東高円寺UFOCLUB(03-5306-0240)
*予定しておりましたメロドラマは出演者の都合によりキャンセルとなりました。

12月30日

ソニメール



失礼します、なかおちさと(中尾千里)です。
ご無沙汰している方も多いかと思います。

新年、2007年1月17日(水)東高円寺UFO CLUBでライブをいたします。

2007年1月17日(水)
見送りの日(なかおちさと+角田信樹)、川口雅巳ニュー・ロック・シンジケート、ピーフラン(出演順)

UFO-CLUB東高円寺
http://www.ufoclub.jp/

1/17/2007
19:00開場/19:30開演
前売り 1,500yen (+1drink) / 当日 2,300yen (with 1 drink)
tel(03-5306-0240)

今回は「見送りの日」というバンドで出演します。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&aq=t&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2004-33,GGLD:ja&q=%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%bc

↑カールマイヤーというバンドの散開直後に結成したヘヴィロックバンドです。
活動時期は1994年から1995年と非常に短い期間でしたが、ぼくのキャリアのうえ
で欠かせない、思い出深いバンドです。

http://www.youtube.com/watch?v=ULyWmjUZd74

↑、11年前の映像です。

フリージャズのサクソフォンプレイヤーの様な際だつ実存を「うたを含めて」ヘ
ヴィロックバンドで表現したい!

斯様な思いで結成しました。

今回、1月17日(水)のライブは1995年のライブ以来、実に11年振りのライブになります。
今回は2人編成でメンバーは、なかおちさと(ギター.ボーカル.&アルトサックス)、角田信樹(ドラム)です(。今後はベーシストと合流予定です)。

なかおちさと(LaLa、見送りの日、鳥を見た、メロドラマ、カールマイヤー、なかおちさとソロ)
多彩なバンドで活躍。
本来はギタリストですがユニットによってはサックス、パーカッションはじめ様々な楽器を演奏。

角田信樹(LaLa、マルジナリア)
唯一無二のドラムスタイル。
何より音と音抜けが素晴らしく、アンサンブルの中でも埋もれることない存在感を示す。

競演は川口雅巳 ニューロックシンジケート、ピーフラン。

どのバンドもギタリストはぼくと同世代です。
この同世代同士でのギターバトルも見逃せません。

とにもかくにも11年眠らせていたバンドを再興するにあたり、いまからテンションが高くなっています。
フリージャズをヘヴィロックバンドでやりたい。
フリージャズのサクソフォン奏者のように屹立した実存としてステージに在りたい。
また歌いたい。
いいライブにしたいモノです。

是非、遊びにいらしてください。







2006年、今年のマイブーム 音楽編

今年はあまり思うようにバンド活動ができませんでした。
しかし一方で「うた」について真面目に考え、参考となるモノを聴きまくりました。



「愛していると云ってくれ 中島みゆき YAMAHA」

http://www.amazon.co.jp/%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E4%BA%91%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E3%81%BF%E3%82%86%E3%81%8D/dp/B00005HVAY

↑を紹介。

中島みゆきの4枚目のアルバムです。
どの曲もいいのですが「化粧」という曲に惹かれました。
中島みゆきの「失恋ソング」の中でも出色の作品です。

「化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど 今夜、死んでも いいから きれいになりたい こんなことなら あいつを捨てなきゃよかったと 最後の最後に あんたに 思われたい

流れるな 涙 心でとまれ
流れるな 涙 バスが出るまで

バカだね バカだね バカだね あたし 愛してほしいと 思ってたなんて
バカだね バカだね バカのくせに 愛してもらえるつもりでいたなんて」

女性にしか書けない歌詞と思います。
男性がこの設定をどんなに頑張って書いても嘘くささが表れそうです。

加えて、中島みゆきはこの曲を泣きながら歌っています。

1972年制作 1978年発表。

↑、この頃は「泣きながら歌う」コト自体が「表現」と受け止められていたのかなあと不思議に思います。
「感情移入」という概念の結晶のように思われていたのではと推測する次第です。

通例、「表現」にこだわるのであれば、「泣きながら歌う」では駄目で、「あたかも泣いているかのように聴かせる」という次元まで昇華させてこそ「表現」となると信じます。

故に「泣く女」としての中島みゆき。
本当にレコーディング中に泣いてしまっては拙さと出来過ぎという相矛盾があるような感があります。
つまり「泣く女」は泣く女だからこそ聴く者に鮮烈な印象を与えるのではないか?
根本では非常に逞しく「折れてはいない」中島みゆきを、すすり上げる涙、歌唱に聴きます。

21世紀になっても彼女は迷いのかけらもない音楽活動を続けています。
ただし、かつての「泣く女」ではありません。
ただただ逞しいばかりです。
幾度の「変節」を経験しつつも、結果、今日まで活動を続ける中島みゆき。
その初期4枚目「愛していると云ってくれ 中島みゆき YAMAHA」。

「泣く女」の逞しさ。

非常に不思議なバランスに支えられたアルバム。
中島みゆきの膨大な作品群の中で、ぼくにとっては一番興味をかき立てられるアルバムです。





2006年も残り少なくなりました。
皆様、良いお年を!




なかおちさと
NAKAO,Chisato
mailto:info@sonimage.ne.jp

当初予定しておりましたメロドラマでの出演が不可能になりました。
替わりにヘヴィ・ロック・バンド「見送りの日」で出演いたします。
皆様には大変申し訳ございません。

12月11日

メロドラマ

約1年ぶりのメロドラマ・ライブです。
今回は音がいまからきちんと聞こえています。
一年のブランクの間に嗜好、指向が変わったようです。
何にしてもよろしくお願いいたします。
前売り券予約の方はメール下さい。
お名前と枚数を明記下さい(必要事項はそれだけです。webネーム可)。
mailto:info@sonimage.ne.jp

2007年1月17日(水)
見送りの日(なかおちさと+角田信樹)、川口雅巳ニュー・ロック・シンジケート、ピーフラン
UFO-CLUB東高円寺
http://www.ufoclub.jp/
1/17/2007
19:00open/19:30start
adv 1,500yen (+1drink) / door 2,300yen (with 1 drink)
tel(03-5306-0240)


掲示板、再移転です

http://www.k5.dion.ne.jp/cgi-bin/ezboard/sonimage/1/

10月18日

Venom

最近、カールマイヤーの音源作りの参考のために「極悪」な音楽を貪欲に求めています。
でも「極悪」なものって少ないんですね。
世評で「極悪」と呼ばれていてもぼくには物足りないバンドばかりです。
しかしひとつだけ好きになったバンドがあります。

Venom







ハードロック、へヴィメタルが今日的変身を遂げた1970年最後期から1980年代初頭。
当時、イギリスで猛威を奮ったニューウェイブ・オブ・ブリティッシュ・へヴィメタルの只中で現れたバンドです。
いまなお活動しているようなので頭が下がるくらいご長寿。
このバンドの最初期のアルバムを聴きました(どうやらある時期を境に「極悪」ではなくなったようです)。

まず音質が「極悪」です。
音楽波形編集ソフトで開いてみたら、まあ猫のバナナうんちみたいな波形!

一本糞!

いかに抑揚や起伏に乏しいか波形からも観察できます。
各楽器の分離、特にギターとベースとドラムとヴォーカルの分離がひどいです。
ええ、全部ひどいです。
楽器は総じてドとレとミとファとソとラとシの音が出ていません。
最初期なのでオリジナルマスターテープがないのかもしれませんね。
特にボーナストラックの曲によってはクラッチノイズが聴こえた気がするので一部アナログレコードから起こしたのかもしれません。
いや、そもそもオリジナルマスターテープ自体が汚かったのかもしれません。
もうこの問題についてはこれ以上考えたくないです。

「極悪」にして最高に気に入ったのはドラムがテンポキープとして機能していない点です。
「極悪」の世評がありながら気に入らなかったバンドたちはテンポを意識しすぎでかっちり窮屈このうえなく、どこが「極悪」なんだよ、むしろ軟弱だよ! と思います。

その点、Venomは下手なのか確信犯なのかドラムが3秒につき1秒ずれます。

時間軸がぐにゃり。

無闇に不安になります。

これはもうポリリズムのような趣です。

またメンバー3人、各人好き勝手に鳴らすので多声的ですらあります。
元々、演奏をまとめようという気がないのか、下手なのか、まあもうこの際どっちでも構わないです。
あっちでギャー! こっちでトンスカ! はじっこでブーン!

誰が、どの楽器が基軸なのか全然分からない。

結果、ポリフォニックであり、この点で最高に気に入りました。
また意図不明なSEが使われています。映画「悪魔のいけにえ」の音声だけみたいなSE。
意図を汲みかねるこのSEたちも多声的です。

マテリアルの装丁はすべて悪魔崇拝。
メンバー写真ではフレンドリーな雰囲気を醸しながら見ず知らずの私たちに向けて中指を立てています(写真2)。
これもひとつの青春なのだなと感動します。

歌詞は「Fuckin'」と「Die!」その他いかにも卑俗な言葉が「ノルマかよ!」ってな具合に、各曲、律儀に組み込まれています。
聴き手としては歌詞からなにか学ぼうという気がさらさら無いのでどうでもいいのですが、一応、この記事を書くために歌詞を意識的に聴きとってみました。
いわゆる「デス声」と呼ばれるヴォーカルなので非常に聴きとりづらいのですが、がんばって聴きとったら曲のタイトルを連呼しているだけでした。

この記事だけでは伝えきれない点が多いので、曲をUPします。
但し著作権を考慮して40秒のみです。また右チャンネルをいじりました。
あと、一曲だけではバンドの魅力を伝えきれないと思うので四曲まとめて、いやまとめてというか左チャンネルに四曲同時に重ねてみました。
一度に四曲聴けるのでお得かつ効率的です。
暇なひとはこの音源をエンドレスリピートに設定してみて、ヘッドフォンでしばらくボーっと聴き流してください。
いつのまにか逝きたくもない冥界に飛べます。

http://www.sonimage.ne.jp/sound/SonsOfSatan.mp3







尚、上述の通り最近の彼らは変節、というか上手になってしまったと聞きます。
それでは肝心要の「ポリフォニー」が成立しなくなっているのではと危惧します。
ぼくが入手しているのは現時点では「Welcom To Hell」「BLACK METAL」。
初期作品のみです。




10月10日

慟哭記、映画「フラガール」

ああ、恐ろしい。
私は横浜市弘明寺にその門を構える耳鼻科の先生からとある恐ろしい真実を耳打ちされた。

耳をかきすぎですね。
かゆいでしょう?
そう、アトピー体質の人は耳の中にもアトピーができるからね。

先生の言葉は私の耳の中に電撃を食らわせた。

「アトピー体質の人は耳の中にもアトピーができるからね」

びっくりだ。
アトピー恐るべし。
道理で耳が痒くてたまらないはずだ。
私は口中で重くなったつばをごくりと飲んだ。

慟哭。

映画「フラガール」を観た。
笑い、泣いた。
舞台は常磐ハワイアンセンター。
あの意図不明な日本内ハワイがいかにして生まれたか、炭坑町としてのいわき市の衰退を含めてきちんと描いている。
絵作りもソリッド、作画は画像の対角線と画角の対角線を微妙な角度で交じり、遭わせ、「際」をよく立たせる。
ソリッドな絵作りは、特に松雪泰子と豊川悦司を「際立たせる」ようにぴたり吸い付き、蒼井優には「際で揺れる」少女の姿、冨司純子には揺れる娘のいまに触れて「際で揺れる」母の姿をしっかり印象づけた。
多少とも冗長な点があり、パーフェクトとはいえないまでも、映画のチカラで映画を創るその姿勢は清々しい。

慟哭。

昔、私が小学生の頃、兄とふたりでロッテリアにて食事した。
兄はこのときできあがったばかりのハンバーガー、ロッテシェイクをトレイごと床に落としてしまった。
粗相をした瞬間、兄は絶望に向かい立ち珍しく脂汗を顔に浮かべた。
その顔を忘れることができない。
ロッテリアのお姉さんが素早く床を拭き、なお作り直したハンバーガーやロッテシェイクを新しいトレイに乗せて兄に手渡した。
兄の顔にようやく安堵の色が浮かんだ。
地獄からの帰還を果たしたようだ。
どうしたことか、いまそんなエピソードを思い出した。



>川口さま

しずちゃんの魅力も満載ですよ、この映画!
主題のフラダンスではそれ程いいとこなしなんですが、ストーリーの随所で好演。
映画の中でもでかかったです。

本物みましたか・・・・・・。
遠近法がぐにゃりとして距離感が分からなくなりそうですね。

>にゃんこAさま

映画「フラガール」、観客の大半が最後のクレジットまで見届けました。
松雪泰子には松雪泰子だけ専門のヘア・アーティストがいる!
なんてクレジットを見て「さすが」と思った次第です。
エンドロールが明け映画館にひかり灯ったとき、皆、満足した表情を浮かべていました。
寂れてゆく石炭産業の色のなさを色がないまま提出し、フラガールとして働く女性たちの躍動は赤く、黄色く、

ロッテリアでの出来事は小学生の頃です。
当時のとぼしいお小遣いで買ったからあれほど失望の色を滲ませたのかなあ。
>最近は、高井戸のミス・ドの接客のなさにいら立ち、

我が家周辺だとマクドナルドの応対が都内のお店と比べて四倍くらいスローなんですよ。
土地、環境によって「接客品質」みたいなものが違うことってありますよね。

>MikinoSkeさま

よかったでしょう!
あの「I love you(←こう書いておく)」シーンとかは映画ならではの表現で、直球受けてボロリボロリと泣きましたよ(うん、ベタな直球表現に弱いの)。
あと町の寂れ具合の灰色ってあの映画の灰色、その通りだったよなあとか思います。米軍が撤退した後の中区(本牧)間門町とか(この町で生まれました)、バブルはじけた後の黄金町や野毛を思い返しました。

>今村昌平

なにしたんだろ・・・・・・姥捨て?
楢山節考観なくちゃいけないと常々思っているのだけれど・・・・・・。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066AEQ






9月22日

見送りの日@YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=ULyWmjUZd74

1995年12月、見送りの日というカールマイヤー後のバンドで高円寺SHOWBOATのステージに上がりました。

http://www.youtube.com/watch?v=ULyWmjUZd74

the sonimage ep collection!!
http://www.sonimage.ne.jp/ep.htm

↑にて「age23」として発表されている曲の映像です。
対バンが一番美しかった頃の「ゲルハルトフックス氏のある休日の午後」でした。
タイトル通り、このときぼくは23歳。

メンバーは元カールマイヤー組のなかおちさと、石塚隆則、雑誌「Player」紙にメンバー募集広告を出していた長尾歩。

アルバート・アイラーを、山下洋輔トリオを、へヴィ・ロックでやりたい。

いまなおくすぶり続けるテーマを体現しようと結成したのがこのバンドです。

どなたかベースか鍵盤弾いてくれませんか?
アクセスしていただいたらすぐに再開します。






23歳。
針金みたいな体型。

この青春をぼくは美しいと思う一方で、耳をふさいだり、どうってことないよとあざ笑う人がいるのを知っています。

美しい。
魂の態様に魂で応えた際にチャンスが生まれる言葉。

「構造改革」よりも曖昧な言葉<美しい>を掲げて総理大臣になる安倍晋三をぼくは止められませんでした。

魂こそ国家に帰属させてはいけない。

この国の教育基本法は国家の法暴力でありながら、国家を殴ります。

魂の領分こそ国家は踏み込んではならない。

その果敢さをぼくは「美しい」と形容するのに、安倍晋三は政権の最重要課題に教育基本法改正を訴えます。
伝えられる改正案はこどもを教師を教育現場にいる者を殴るのみです。

美を提出するアーティストと「美しい国」作りを標榜する政治家。
審美に訴えるモノ同士ならば、ぼくは安倍晋三と殴り合いたいです。




いま上げたばかりでね。反映に時間かかるね。
こちらこそ先日は楽しませていただきました。
物販、売れてたね。

2006年09月21日
13:13
なかおちさと

アメリカは現在夜8:30で、回線込んでいるのだろうな。
まだつながらない。

2006年09月21日
13:15
なかおちさと

皆さんデヴィッド・ボウイ好き?
どのアルバムが好き?

2006年09月21日
13:25
なかおちさと

File: age23.mpg
Broadcast: Public Video | Status: Uploaded (processing, please wait)

だそうです。

先日のLaLaリハ、アクセスありがとうございます。
同じファイルで仕様が違うものが2ファイル同時にUP。
2本でアクセス計70件。
重い方のファイルを先ほど消去しました。

2006年09月21日
14:38
なかおちさと

YOUTUBE、メンテナンス?

ついてない・・・・・・。

2006年09月21日
15:04
なかおちさと

つながりました!
容量を小さく圧縮しなおしました。

>川口さま

メンボいつでも。
やると決めたら針金体型に戻します!
フリージャズの部分はドラマーの長尾歩によく現れているんです。恵美伸子さんみたいなスタイルの人でした。
石塚のベースの音がでかすぎるなあ。

2006年09月21日
15:40
なかおちさと

>AYAPONGさま

そうね。
石塚画伯、この曲では辛抱して屋台骨に徹してもらっているのよね。
画伯本来の手数多いスタイルではなくて、我慢してもらった。
あとヴィデオ観て思い出したのは、この曲はギターのヘッドで指揮しながら演奏したのよ。
指揮っていうとフリージャズからは遙か遠くなるけど・・・・・・。
JAZZ、やりたいなあ。ロックなまがい物でいいから・・・・・・。

2006年09月21日
15:44
なかおちさと

>川口さま

セミアコ。瀬見亜子です。
GibsonのES-135(Gibsonで一番安いセミアコ)。
実はこのステージで一部破損させてしまって、安価で売っちゃいました。
ロングスケールでとても弾きにくい、いいギターでした(オークションにたまに出るとプレミアついたりして買い直せないです)。

2006年09月22日
01:56
なかおちさと

>みるるさま

これLaLaの前にやっていたバンドだからみるるに会う前なのよね。
この日のステージは途中でギター破損して1弦が鳴らなくなったことを割り引いてもかっこいいですわ。
どなたかベースか鍵盤お願いします!







9月17日

LaLa@YOUTUBE

http://www.youtube.com/watch?v=laim-mXljBQ

LaLa、今年六月のリハーサルの模様をyoutubeにUPしました。

http://www.youtube.com/watch?v=laim-mXljBQ



youtube癖になりそうですね。
灰野敬二、山本精一、吉田達也のトリオの映像もっているんですが・・・・・・あ、なんでもないです。

曲はこのときにセッションで生みました。
タイトルは「kiyouka」。
亡き猫、鏡花とエリセに捧げます。

曲も歌詞もこのときに生んだので、未定稿です。
俺という一人称をぼく、私に変えるかもしれないです。
亡き猫たちのため、時間をかけていい曲にします、絶対。

「kiyouka」

俺が死んでいたら
この薄汚いアパートに
ほんの少しの水と
ほんの少しの花を置いてくれ

俺が死んでいたならさ
この薄汚い酒場に
素敵なオルゴールが届くようにしてあるからさ
元気でいて

俺が死んでいたら
少しの水と
ほんのひとひらの羽根をくれ

俺が死んでいたら
ほんの少しの日射しが灯るからさ
元気でいてくれよ

俺が死んだら
素敵な写真立てが届くからさ
笑顔でいて

もし俺が死んだら
素敵な写真立てが届くからさ
笑顔でいてくれって

俺が死んでも何も変わらないからさ
元気でいてくれよ

俺が死んでもなにも変わらないけどさ
変わらないけどさ
変わらないからさ
変わらないけどさ
でも俺
消えちまったんだな




9月11日

採録:9月11日の署名

私たちはまた9月11日という日に迎えられました。
以前、「9月11日の署名」という文章を書いたことがあります。
ひとつ、ふたつ想いがあり、数年前に書いたこの文章をここに再掲します。
おそらくぼくのサイトに今日付でアメリカ国防省とアメリカ合衆国政府からのアクセスがログに記録されると想います。
「終わっていないもの」のあまりの多さに愕然とします。


「9月11日の署名」

ふらりと近くのお店に買い物に出かけた。
自宅マンションに戻り、ドアを開けると猫のみふねがにゃあとぼくに抗議する。
ああ、そうか。
買い物に出かけたのはみふねの飲み水を買うためだったのに、手にして帰ったのは週刊朝日だった。
今週9月20日号の表紙はNYのグラウンド・ゼロ地点の写真にキャプション。
「米国はなぜ嫌われるのか?」
思わず手に取り、レジに向かう。
代金を払い、家路に着くとみふねが異議を唱えた。
「ボクの水は?」

慌てて店に引き返す。
今度はしっかりとみふねのための水を買いに出かけるんだ。
陽射しは今日も熱く、しかし空を見つめる。
高く、青い。
薄濁る真夏のそれとは明らかに違う。
9月11日。
無事にヴォルビックを携えて再び家に向かう。
頭上を旅客機が掠めた。
轟音が鳴る。
この閑静な住宅街の午後、ノイズは旅客機が放つその音。
リンク先のサイト「そして朽ち逝けゆりの花」には、ぼく自身のこのサイトの何処にも掲載されていない、しかしぼく自身による詩篇がアップされている。
初めてここに転載させてもらうよ。




From nakao chisato  at 2001 09/14 01:40

石を叩く

言葉を叩く
わたしたちの
てのひらに
乗る
その大きさに
なるまで
言葉を叩く

世界中を汚染された言説が行き交い不能の欺瞞に満ちた自由と民主主義の理念は最高の地位に持ち上げられ第二第三の道は絶たれあらゆる建設的な秩序の復興は道を閉ざされ迷彩色の兵士が自由と民主主義の守り手として英雄に称えられる十字軍として聖地を占領ししかしそのために必要のない憤りがしかし必然として沸騰し急進勢力の一味がボーイングを乗っ取りグローバリズムのシンボルに特攻する第一の殺戮の悪夢を世界は目撃し世界中に理性に根付かない感情論の嵐が吹きすさぶ最中あたらしい第二の殺戮が始まろうと

言葉を叩く
わたしたちの
てのひらに
乗る
その大きさに
なるまで
言葉を叩く

かって
世界こそ
狂っていると
宣言した
狂人

して
演劇人
詩人

いた
パリ
アントナン・アルトー

晩年の
アントナン・アルトーは
詩を書く営為として
石を叩いていたという

石を叩く
わたしたちの
てのひらに
乗る
その大きさに
なるまで
石を叩く

世界中を汚染された言説が行き交い不能の欺瞞に満ちた自由と民主主義の理念は最高の地位に持ち上げられ第二第三の道は絶たれあらゆる建設的な秩序の復興は道を閉ざされ迷彩色の兵士が自由と民主主義の守り手として英雄に称えられる十字軍として聖地を占領ししかしそのために必要のない憤りがしかし必然として沸騰し急進勢力の一味がボーイングを乗っ取りグローバリズムのシンボルに特攻する第一の殺戮の悪夢を世界は目撃し世界中に理性に根付かない感情論の嵐が吹きすさぶ最中あたらしい第二の殺戮が始まろうと/
その只中
根気強く
言葉を叩く
詩人の営為を
真似なさい

わたしたちのてのひらに乗るその大きさになるまでわたしたちのてのひらに見合うそれほどの理性を確実にてのひらに乗せるために根気強く言葉を叩きなさいいまこの世界でただひとつ血塗れない手をわたしにむかって差し出してください叩き鍛え上げられたその言葉とともに

石を叩く
わたしたちの
てのひらに
乗る
その大きさに
なるまで
石を叩く

最良の
答えは
いつも
てのひらに
乗る







二〇歳のレッスン


この詩作がなされたのは、どうやら去年の9月14日、日本時間の午前2時近く。
WTC(世界貿易センター)への旅客機激突から、まだ程ない時期だ。
ぼくはこの詩篇について少しも記憶が無いときに、「そして朽ち逝けゆりの花」に採録されているのを読んで驚いた記憶がある。
それは9月11日ではない。
ぼくは9月11日ではない日にも、9月11日のことを考えることになる。
アフガニスタンでの米軍の空爆による死者は3000人以上にのぼり、今日現在もアフガニスタン国土に駐留する米兵の数は7000人。
さらに予測されるイラク空爆のシナリオについて週刊朝日は告げる。
「イラク攻撃があるとすれば、来年の1、2月、遅くとも4、5月の可能性が高い」
なにをいまさら。
ここ横浜市に隣接する横須賀の米軍は臨戦態勢をとっくに整えているじゃないか。
2001年9月11日から世界が変わった訳ではない。
WTCへのテロの蛮行はその日付以前から準備されていた。
9月11日は特別な日付でありながら、普遍的な意義をも持つ世界時間の一日だ。
昨日の延長の9月11日。
延長線は明日までも伸びる。
識者の誰しもが背景にイスラエル、パレスチナ問題を指摘する。
他者への暴力の誘惑を人間に普遍するものと、俗流心理学と浅薄な仏教思想を混ぜて、だから戦争は起きるとこのサイトのBBSに書いたあなた。
あのときは儀礼で簡単な返答しか書かなかったけれど、近現代の国家、もしくはそれに準ずる排他的な組織的暴力を人間一般、もしくは個人が他者へと振るう暴力といとも簡単に混同するあなたの視点から、最良のこたえは決して生まれないよ。
殺傷行為の始まりは、そのまま戦争行為の始まりを意味するわけではない。
まず人類が戦争をするようになってからまだ間もないと考古学が教える。
続いて近代、現代の様変わりする戦争のあり方は中世のそれとはまるで違うと歴史家が解く。
戦争には変化に富んだ歴史があり、だからこそ「始まり」の発見と、「終わり」という理論値を知恵が教える。
繰り返す。
戦争というものの「始まり」が幾多の学問によって発見されることで、戦争行為の「終わり」という希望的な理論値の存在を想起する知恵を発明できる。
「恒久平和のために」
それはカントによる発明だ。
ぼくはあなた個人を殴るのに、軍隊もテロ組織も動かせない。
仕組みが違うんだ。
仕組みがまるで違うんだ。
質の微細な変化は量における変化を促し、量における変化が質の変化をさらに動かす。
組織的暴力の歴史を人間一般の暴力へと還元する一元論は、本当に一元化された未来しか教えない。
人間がいる限り暴力は絶えないという一元化された未来。
彼はこともなげにこう言っている等しい。
ぼくが彼を殴ることと、アメリカがいまこの時期にイラク・フセイン政権の転覆のために軍事作戦を練り、同時に現にイラクへの空爆を続行していることは、本質において同じだと。
決定的な決定論。
神という観念の変わりに「人間の暴力への誘惑」という言葉を挿げ替えて、世界はこれにより運命付けられていると謳う。
そんな戯言には「運命への挑戦」という言葉を借りよう。

再録。


From nakao chisato at 2001 11/03 06:31

伝導師という人生。

「こんなに散らばってしまった正義 こんなに散らばってしまった正義 それをひとつにしようなんて この形のままで」

灰野敬二、ハーディガ-ディを動かす手をしばし止めて、言葉こそが届くように歌い上げる、東京新宿の外れ、今夜の客席はまばら、

「正義を宇宙に解き放つ詩を歌っているのに、客席は20人だよ、自分のコト、伝道師だとでも思わないとやってゆけないな」

素晴らしい言葉が開かれるとき、受け手の認識は豊かに羽ばたき、あらたな生を生きる、それは歴史の一瞬だ、しかしその実態は伝説の中で語り騙られるものではなくて、さあ、いまチケットを手に会場に向かえば手に入れられる、そんな生活の上の歴史で、

「こんなに散らばってしまった正義 こんなに散らばってしまった正義 それをひとつにしようなんて この形のままで」

アフガン空爆による死者1500人。

終演後
なかおくん、お香立てもうひとつどこにあるか知らないかな?
あ、いまぼくの手の中にあります。




買い物途中、見上げた空は、真夏のそれとは違う青でした。
日々、大気の質が変り行くのを肌が教えます。
微細な変化に世界を読む詩人の粘り強い努力。
言葉を追い続けたその先に、石を叩き始めた詩人。
そういえばアントナン・アルトーの講演として記録されているものに「運命に抗する人間」というテクストがある。

「文化を体現するということは、運命を食らうということであり、認識によって運命を同化吸収することだ。それはまた、本が神を語り、自然や人間や死や運命を語るとき、そんなご託は嘘八百だと見抜くことでもある(「革命のメッセージ アントナン・アルトー 白水社」)」

粘り強い努力を続ける詩人はここで「認識によって運命を同化吸収すること」を誓う。
認識だ。
この粘り強い認識にとっては、9月11日だけが特別に関心の持てる日付ではない。
アフガニスタン空爆の際に起きた「誤爆」の悲劇に、結婚式場への爆撃という事例がある。
結婚式に命中したミサイルは50人もの民間人を殺傷した。
この世界のあるひとにとっては、9月11日よりも重い意義を持つ日付だろう。
毎年、その日付には深く切実な祈りが捧げられるというのに、ぼくの無知はその日付までは記憶できていない。
根気強く言葉を叩く詩人の営為を真似なさい。
ボーイング旅客機ではなく、米軍機が、WTCではなくて、アフガニスタンのとある結婚式場を、祝福の最中に爆撃。
その日付もまた署名された言葉を必要とする。
アフガニスタンへの空爆は逃れられない運命だったのか?
運命への挑戦。
認識により「運命に抗する人間」の必要。

具体的に認識していることを書こう。
有事法制は先の国会では見送られたが、今秋の国会に再び提出される。
提出された法案の署名には自民党、公明党、保守党の三党の国会議員の名前が並ぶ。
この法案の欠陥として指摘されるのは、米軍への後方支援の際に自衛隊が被る危害も、他国からの日本国への戦闘行為として認識される点だ。
戦闘行為と認識された際に、この有事法制は戒厳令発動をはじめあらゆる施策を政府の統治の下に委譲することを個人と自治体に要求する。
この法案が、いまアメリカへイラク空爆への準備と時期が重なるのは決して偶然ではない。
繰り返し。
この法案は自民党、公明党、保守党の署名により提出される。
日本国には「終戦記念日」という日がある。
先の世界大戦の「敗戦の日」だ。
その日付が「敗戦」ではなく「終戦」と謳われているのは、この国が最高法規の憲法で戦争の放棄を謳っているためだ。
日本国憲法の署名は日本国。
いまその日本国の与党三党が新たな戦争へと日本国を導こうと必死。
仕組みはまたも生活者の理解を超えて複雑化する。
それでも、
「認識によって運命を同化吸収すること」
粘り強くある詩人の営為を真似る。

ぼくは、この不出来なテクスト「9月11日の署名」を、本名の中尾千里において寄稿する。
認識はいつもまた不出来である可能性から免れない。
だから、日付を刻み署名する。
新しい日付は新しい認識によって署名される日をいつでも可能性として孕み続けてくれている。



2002年9月11日
中尾千里




lm


\\\\\\\\\\\\\\
ds-0
vc 、bvvぉいk、

2002年9月11日
みふね




↑、猫なりの精一杯の表現だと信じてやるよ、みふね!
 peace!







8月8日

私と野球

皆さんはあまりご存じじゃないかもしれませんが、私は割と野球です。
野球ファンとかではなくて野球なのです。

小学生低学年の頃のアルバムには私がボールであり、私がバットである素敵な写真がいっぱいです。

父親と兄が阪神タイガースのファンでした。

時には横浜スタジアムに親子そろって阪神×横浜(大洋)の試合を観に行ったものです。

当時の阪神タイガースは3番に掛布、4番に田淵。
ふたりのバットは燃えさかる松明のようでした。

そう、忘れられないのが空の彼方に飛んでいった田淵の場外ホームラン。
打球は綺麗な流線。
その時、兄はお菓子のプリッツを足下に落として拾い上げようと必死。
顔を上げたら「え、田淵打ったの?」。
思えば兄は可哀想なひとです。

野球場に足を運ばなくなって数年。
私は痴情のもつれから治療薬をOD。
二日半、目を醒ましませんでした。

目覚め、リビングに行くとジャガイモ顔の高校生がひとり、矢のような剛速球を投げていました。
横浜高校エース松坂大輔。

薬の効き目がまだ残っている不覚の中、テレビジョンの中で汗を流す彼に私はどんどん引きずり込まれました。
勝利の瞬間、涙がじわりと世界を滲ませました。

「やるってすごいな」

このとき私は全身に「野球がまわる」のを感じました。
解毒。
墜落した自分を私は野球にて押し上げることができました。

今年もまた横浜高校が甲子園出場を果たしました。
負けました。
メンバーたち、きみの目には涙があふれていました。

年長だから言うよ。

「生きていれば<次という次元>をくれるのが、この世界なんだ」






7月24日

カールマイヤーとララ。

アメイジング・ララ
↑、click!!

2006年、夏、
LaLaはライブ活動休止ですが、一方でファーストCDを制作進行中です。
完成次第ツアーです。

アメイジング・ララ

2005年夏、LaLa仙台公演2曲をリミックス。
ゴスペル「アメイジング・グレイス」のマヘリア・ジャクソン・ヴァージョン(おそらく版権切れです)を使用。

L a L a
nakao chisato(Vo,G,Tapes,Effects)
kikuchi akira(B)
tsunoda nobuki(Dr)


また、カールマイヤーがカセット・アルバム「カールマイヤーの世界(ヴァニラ・レコード)」制作時に遺した6時間分の未発表録音記録を再構成したアルバムを発表致します。
詳細は追ってご報告致します。
ご期待ください。




ソニマージュ・レコーズ










ジャイアン・リサイタル in Chile!


どうしよう、ドラえもん! またジャイアンが歌の練習始めているよ! 
もしかして、また「ジャイアン愛のリサイタル」かしら。ブルブル。
助けてドラえもん!

ジャイアンが歌の練習をしていたのはボクも知っていたよ。
でも今回は丁度いい道具が手に入ったから安心していいよ、のび太くん!

ええ、ホント!
ね、それどんな道具? 教えて、教えて!

ちょっと待っててね。
パカパパッパパー!

「HOTチリ・ジャイア~ン!」



のび太くん、この「HOTチリ・ジャイアン」はね、元々は南米にあるチリで1966年から1968年までに活躍したロック・バンド Los Jockersの曲なんだよ。
この曲はアニメ版のジャイアンよりも歌が下手なんだ。破壊度がアニメ版ジャイアン比で200パーセント超! 
これをジャイアンに向けて流すことで、「毒をもって毒を制する」って仕組みなんだ!

どれどれ、ちょっと試しに以下のURLをクリックしてみようか↓。

http://www.sonimage.ne.jp/sound/LosJockers.mp3








Los Jockersは1966年から1968年まで活動していたようです。
2000年にチリのWARNER MUSICから復刻編集盤が出ました。
当時のコピーは「チリのローリング・ストーンズ!」。
実際に「サティスファクション」をカヴァーしています。

コピーで沸いた期待はいい形で裏切られました。
うひょ、どうにもいい加減な感じがたまらない!

特に上記のURLにあるファイルを聴いたときは耳だれがトロトロ溢れ続けました。

ただ、他の楽曲は雰囲気などまた違ったものばかり。
まともかつ魅力的な曲もきちんとあります。

Los Jockers
印象は何とも形容しがたいのですが、うーん、「チリのローリング・ストーンズ!」というコピーから想像するストーンズの「黒」志向。
この「黒」が希薄なんです。
もしくは「黒」さへの執着がそれ程徹底しないままという感じ。
ここで引き合いに出されるストーンズは「ワルな青年たち」ってことだけかしら?
この<「黒」(さへの執着)が希薄>は南米のロック・カルチャー全般の特徴かなと思う次第です。
「黒」さに一定の執着をしているロック音楽こそROCK! みたいな公式が南米では通用しないんじゃまいか。
かの大陸はカラフルで楽しいですね。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=60568
コミュニティ「南米音楽大陸」。

私、なにもしない管理人です。
それでも充実しているのは会員様のお陰です。
今後ともよろしくお願いいたします。





最後にすいません。
どなたかチリで著作権がどのように扱われているかご存知の方いらっしゃいませんか?
・・・・・・無断でUPしてしまいました・・・・・・。




アマゾン・デビュー



アマゾン・レビューなるものに初挑戦しました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000EIH/qid=1145154489/sr=1-1/ref=sr_1_8_1/250-7733656-6698651

WOMAN BLUE JUDY RODERICK (VANGUARD)」、1965年録音作品です。
YAHOOオークション、何故か「ワールド・ミュージック」のコーナーで落札。
PENTANGLEのファーストの静謐さがあり、しかし版元がVANGUARD。
何者か分からないまま、ただただ「パーフェクト」と思うばかりでした。

「アメリカ、ブルース・ウーマン第一世代(←、ジョーン・バエズみたいなの?)」との記事を読みました。
こうしたカテゴライズこそこの作品との出会いをひとびとから遠ざけてしまったのかもしれません。




WOMAN BLUE JUDY RODERICK (VANGUARD)

22歳の輝石

ワールド・ミュージックのコーナーで見つけたため、インナーライナーノーツやwebで出自を調べるまで彼女が何者なのか分からないままだった。
一聴したその瞬間はブリティッシュトラッドの埋もれた名跡かしらと想像した。
「アメリカ、ブルース・ウーマン第一世代」が彼女の出自らしい。
とはいえ、このアルバムは輝石のように聴く者の面前で表情を変える。
トラッド、ジャズ、カントリー、ブルースetc.
発表当時でさえ、この表情の豊かさこそがときにひとを困惑させたのかも知れない。
このアルバムとの出会いはカタログで見つけられるものではなく、偶然に任され続けている。
出会ったものはその「偶然」を数奇のものと捉えて、家人でさえ寝静まった夜にそっとターンテーブルに載せる。
JUDY RODERICK、録音時22歳。
奇蹟、輝石。











on Jun.3.2006

演   舞

舞台左裾よりうつむき咳き込みながら現れる。
舞台上には氷塊が転がっている。
氷塊の個数は任意。
役者はつま先を氷塊で濡らす覚悟を決めて、舞台右手に向かって進む。
足取りを辿ると何らかの幾何学模様を描いているようにするといい。
舞台上にはライムが転がっている。
ライムの個数は任意。
役者はつま先をライムで削る覚悟を決めて、舞台右手に向かって尚進む。
足取りを辿り直すと何らかの幾何学模様を描いているようにようにすると尚いい。
表情を、きちんと、変える。
表情を、きちんと、変える、こと、を、意-識、する。
氷塊でつま先を濡らすごとに、ライムでつま先を削るごとに、表情を、きちんと、変える。
咳き込むその日は灼熱下の闇、寒くはない、そんな夜に咳が止まらないとする。
苦しい。
灼熱下の闇、肌着が蒸し、咳が止まらない。

さて、歩く。
舞台上を歩く。

氷塊でつま先を濡らした。

灼熱下の闇、もう一歩、二歩、三歩、氷塊、四歩、氷塊、五歩に満たない五歩、あるいは二百歩に足らない二百歩、とにかく舞台中央まで進む。

・・・・・・あと半歩さきにライムがある。

表情は任意。

舞台中央より半歩さきにライムはある。

表情は任意。

実のところ、最早、なにひとつ、演じる必要もない。











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